
説明のつかない持ち物や、外さないもの。そこに、関係の性質が出ることがあります。
尾行をしていて、気づくことがあります。
相手方が、結婚指輪をしたままでいることがある。この点について書きます。
外さない理由
考えられる理由は、いくつかあります。
- 外すと日焼けの跡や跡が残り、家で気づかれる
- 外して失くすのが怖い
- 相手方も既婚で、お互いに了解している
- そもそも隠す気がない
3番目が、意外に多いです。双方に家庭がある場合、お互いに事情を分かっているので、隠す必要がありません。

外している場合
逆に、外していることもあります。
この場合、相手方が独身であるか、独身だと思わせている可能性があります。
既婚であることを隠して交際している場合、相手方は「知らなかった」と主張してきます。慰謝料の請求では、ここが争点になります。
説明のつかない持ち物
指輪以外にも、手がかりになるものがあります。
- 車の中の、家族向けではない小物
- 二人分の飲み物、二人分の食事の跡
- 買った覚えのない衣類
- 持ち歩くようになった着替え
4番目は、意味がはっきりしています。着替えを持って出る日は、その日の予定が違うということです。
記録に残す価値
これらは、単体では証拠になりません。
ただ、日付とセットで記録しておくと、あとで行動の記録と重なります。「◯月◯日、着替えを持って出た」「同じ日、帰宅が翌朝だった」。この形になると、意味が出ます。
ですから、気づいたことは、その日のうちに書いておいてください。
確かめようとしないこと
繰り返しになりますが、書いておきます。
見つけたものを、その場で問いただすのはやめてください。1回聞いた時点で、次からは持ち歩かなくなります。
見て、書いて、そのままにしておく。これが、いちばん効きます。
身につけるものは、変わりやすい
もう1つ、実態の話を書きます。
関係が始まると、身につけるものが変わることが多いです。相手の好みに寄っていくからです。
香水、時計、靴、鞄。今まで選ばなかった系統のものを選ぶようになる。これは、本人が意識していないことがほとんどです。
ですから、変化に気づいたときは、時期を書いておいてください。ほかの変化と重なることがあります。
写真から分かること
調査で撮った写真から、あとで分かることもあります。
身につけているもの、荷物の量、服装の傾向。これらを時系列で並べると、関係の変化が見えることがあります。
報告書には、こうした点も記載します。撮った時点では意味が分からなくても、あとで意味を持つことがあるためです。
ですから、報告書は捨てずに保管しておいてください。
家の中で気づく順番
持ち物の変化に気づく順番にも、傾向があります。
いちばん早く気づかれるのは、においです。次が、身につけるもの。いちばん遅いのが、かばんの中身です。
ですから、かばんの中身が変わっていることに気づいた時点では、ほかの変化はもっと前から起きていた可能性があります。
思い出せる範囲で、さかのぼって書いてみてください。時期が前にずれることがあります。
香りは、いちばん残りやすい
持ち物の話の最後に、においについて書いておきます。
香りは、本人がいちばん気づきにくく、周りがいちばん先に気づくものです。服、車、鞄に残ります。
ただ、証拠にはなりません。記録として、変わった時期を書いておく。それ以上のことはできません。
気づいても、その場では言わないでください。言えば、次から気をつけられるだけです。
よくあるご質問
相手方が指輪をしていました。既婚ということですか。
可能性はありますが、断定はできません。生活の様子から確かめる必要があります。
着替えを持って出た日は、記録すべきですか。
ぜひ記録してください。その日の意味が変わりますし、日を絞るときに効きます。
持ち物から、相手方が誰か分かりますか。
直接は分かりません。ただ、行動の記録と合わせると、絞り込みの材料になることがあります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。