
写真やメモを、自分のスマホだけに保存していませんか。なくす、壊れる、見られる。保存の場所がひとつしかないことは、思っているより危ういことです。
気になることを記録しておく。レシートを写真に撮る。帰宅した時刻をメモに残す。ここまでは、多くの方がきちんとされています。
ところが、その記録がどこに保存されているかを聞くと、「自分のスマホの中です」という答えがほとんどです。
保存先がひとつしかない危うさ
スマホは、なくすことがあります。落として壊れることもあります。機種を変えたときに、写真が移っていなかったということも起きます。
何か月もかけてつけた記録が、ある日まとめて消えてしまう。記録を集めることと同じくらい、記録を守ることが大事です。

スマホの中の写真は、ほかの写真にまぎれて、どれが記録だったのか分からなくなることもあります。記録用の写真には、日付と一言を書いたメモを別に残しておくと、あとで探す手間が省けます。
家族と共有している設定に注意
もうひとつ気をつけてほしいのは、写真やメモが家族と共有される設定になっている場合です。家族で同じアカウントを使っている、写真を自動で共有するアルバムに入れている。
こうした設定のままだと、撮ったはずのレシートの写真が、相手の端末にも表示されることがあります。記録をつけていることが、思わぬ形で知られてしまいます。
記録用の写真を撮る前に、スマホの共有の設定を一度確かめてください。
控えの置き方
控えは、相手の手が届かない場所に置いてください。自分だけが使うパソコン、信頼できる人に預けた記録用の手帳。
紙に書き写しておくのも、ひとつの方法です。日付、時刻、あったことを、短く書く。紙は壊れず、共有の設定もありません。
記録そのものは、あとで弁護士や探偵に相談するときの土台になります。土台を守る手間を、少しだけかけてください。
記録を消してしまう、という失敗
保存とは反対に、見られるのが怖くて、記録を自分で消してしまう方もいます。相手に気づかれそうになって、慌てて写真を削除した。メモのアプリごと消してしまった。
消したあとで、やはり必要だったと気づいても、元に戻せないことがあります。消す前に、控えがほかの場所に残っているかを確かめてください。
見られそうで不安なときは、消すのではなく、置き場所を移すことを考えてください。紙に書き写す、信頼できる人に預ける。手元から消えても、記録そのものは残ります。
記録は、あとで自分の言い分を支える、たった一つの材料になることがあります。集めた本人が守らなければ、誰も守ってくれません。
記録を守る手間は、ほんの少しです。月に一度、控えを作る日を決めておくだけでも、なくす心配はずいぶん減ります。
控えを作る日を、自分の中の小さな決まりごとにしてください。その日は記録を見返し、気持ちの行が増えていないかも確かめる日にします。
クラウドに保存するのは安全ですか。
自分だけが使うアカウントなら、控えの場所として役に立ちます。家族と共有しているアカウントや、相手がパスワードを知っているアカウントは避けてください。
記録用に、別のスマホを用意したほうがいいですか。
そこまでしなくても、紙の手帳に書き写すだけで十分なことが多いです。持ち歩く物が増えると、それが見つかることもあります。続けやすい方法を選んでください。
撮った写真の日付が、あとで分からなくなりませんか。
スマホの写真には撮影した日時の情報が残りますが、送ったりコピーしたりすると消えることがあります。控えを作るときは、写真と一緒に、撮った日時を紙のメモにも書いておくと安心です。
記録を預ける相手は、誰がいいですか。
相手と関わりのない、口の堅い人を選んでください。共通の友人や、相手の親族は避けたほうが安全です。人に預けるのが難しければ、自分だけが開ける場所に、紙の控えをしまっておく方法もあります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
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