
一度どこかに頼んで結果が出なかった。そこからの再スタートは、条件が変わっています。
「他社に頼んだのですが、結果が出ませんでした」という相談があります。
お受けできますが、最初から頼まれる場合とは、条件が違います。何が違うのかを書きます。
1 相手が気づいている可能性
いちばん大きいのがこれです。
前の調査で気づかれていた場合、相手は行動を変えています。それも、こちらは知らないところで変えています。
同じ場所、同じ時間帯を見ても、もう何も起きません。前の調査の記録を見ないと、どこが使えなくなったのかが分かりません。

2 依頼者が消耗している
2つ目は、こちら側の状態です。
費用を払って結果が出なかった。お金だけでなく、期待も使ってしまっています。次に頼むときの不安が、最初とは比べものになりません。
この状態で「今度こそ」と言われるのが、いちばんつらいところです。約束はできませんので。
3 予算が減っている
3つ目は、現実的な問題です。
すでに何十万円か使っておられます。残りの予算で組み立てることになりますので、日数が限られます。限られた日数で当てるには、事前の絞り込みがより重要になります。
前の報告書を、持ってきてください
そこで、お願いがあります。
前の調査の報告書と、契約書を持ってきてください。そこから分かることが、かなりあります。
何曜日に入ったか。何時間動いたか。何が見えて、何が見えなかったか。外した日の記録も、こちらにとっては情報です。
「見せるのは恥ずかしい」とおっしゃる方がおられますが、まったくそんなことはありません。
報告書から分かること
実際に、報告書を見て分かることを挙げます。
- 入った日の曜日と時間帯(偏っていないか)
- 1日あたりの稼働時間(短すぎないか)
- 人員(1名だけで動いていないか)
- 対象を見失った記述があるか
4番目があれば、その時点で気づかれた可能性があります。時期が分かれば、どのくらい待つべきかも見えてきます。
いったん待つ、という提案
前の調査から日が浅い場合、待つことをおすすめすることがあります。
相手の警戒が強い時期に動いても、費用がかかるだけです。2か月から3か月おいてから、記録をそろえて動く。そのほうが、結果的に早く終わります。
待っているあいだにやることは、これまで書いてきたとおりです。記録と、着地点の整理です。
前の事業者を、批判しません
最後に、姿勢のことを書いておきます。
前に頼まれたところのやり方を、こちらから批判することはしません。事情を知らずに批判するのは、公平ではありません。
報告書を見て、事実として足りない点があれば、それはお伝えします。ただ、それは次の組み立てのためであって、責めるためではありません。
費用の残りで、何ができるか
予算が減っている場合の組み立てを書きます。
まず、動かずにできることを全部やります。記録の整理、時系列の作成、日の絞り込み。ここは費用がかかりません。
そのうえで、いちばん確からしい1日に絞って入る。この形なら、少ない予算でも意味のある調査になります。
複数日を薄く入るより、1日に集中するほうが、結果につながりやすいです。予算が限られているときこそ、この考え方が効きます。
同じ失敗を繰り返さないために
前の調査で何が起きたのかを、一緒に整理しておきます。
日が合っていなかったのか、人員が足りなかったのか、気づかれたのか。原因が違えば、対策も変わります。
原因が分からないまま次に進むと、同じ外し方をします。ですから、時間をかけてでも、ここは確かめます。
この整理に費用はいただきません。相談の中でやることです。
よくあるご質問
前の会社に返金を求められますか。
契約書の内容によります。説明と違う請求があった場合は、消費生活センター(188)にご相談ください。
報告書が手元にありません。
なくても受けられます。覚えている範囲で、いつ・何日入ったかを教えてください。
2社に同時に頼んでもいいですか。
おすすめしません。同じ場所に複数の調査員がいると、相手に気づかれる可能性が上がります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。