
生活のリズムが決まっている仕事の方ほど、そこにできたズレが目立ちます。決めつける前に、見ておきたい点を書きます。
公務員の方や、勤務時間がきっちり決まっている仕事の方がいます。出勤の時間、退勤の時間、休日の曜日。ここが安定しているぶん、少しのズレが目立ちやすくなります。
リズムが決まっているということ
毎日同じ時間に家を出て、同じ時間に帰る。休みの曜日も決まっている。こういう生活は、周りの人からすると予測がしやすいものです。
予測ができるからこそ、そこから外れたときに気づかれます。「今日は帰りが遅い」「今週は残業が続いている」。こうした変化に、家族は敏感になります。

ズレの出方はいろいろある
残業が増えたと言われる。休日出勤が増えたと言われる。研修や出張が増えたと言われる。言われている内容そのものが、事実である場合も多くあります。
公的な仕事であれば、繁忙期や人事異動の時期に、実際に忙しくなることがあります。ここを区別せずに疑ってしまうと、無関係な忙しさまで疑うことになります。
年度替わりに重なりやすい
公務員や、年度で仕事が区切られる方は、3月から4月にかけて生活が動きます。異動、引き継ぎ、送別会。この時期は誰にとっても慌ただしくなるものです。
ちょうどこの時期に気になる変化が重なると、判断は難しくなります。異動が理由なのか、それ以外の理由が重なっているのか。時期がそろっているというだけで、切り分けるのは簡単ではありません。
決めつける前にできること
大切なのは、「忙しい」と言われた日と、実際の帰宅時間や様子を、静かに記録しておくことです。
カレンダーに一言だけ書いておく。それだけで十分です。「今日は22時」「今日は休日出勤」。感情を書く必要はありません。日付と時刻だけで構いません。

一人で確かめようとしない
気になる気持ちが強くなると、スマホを見る、行き先を問い詰めるといった行動に出たくなります。それをすると、相手に気づかれてしまうことがあります。
一度気づかれると、それ以降は行動がより慎重になり、記録が取りにくくなります。焦る気持ちは分かりますが、まずは記録だけを静かに続けてください。
休日の過ごし方に出る変化
休日が決まっている仕事だからこそ、休日の使い方の変化にも目が向きやすくなります。趣味に出かける頻度や、家にいる時間の長さ。普段の休日と比べて、何が変わったかを意識してみてください。
外出が増えたこと自体は、悪いことではありません。ただ、行き先や誰と一緒かを話さなくなった場合は、その変化だけを記録に残しておく価値があります。
転勤や異動が絡む場合
公務員の仕事は、数年ごとの異動がつきものです。異動先が遠方になれば、単身赴任という形も出てきます。異動そのものは、生活が変わる自然な出来事です。
異動の時期と、気になる変化の時期が重なっているのか、それとも異動が落ち着いたあとも変化が続いているのか。この違いを見ることが、判断の助けになります。
焦って結論を出そうとすると、かえって見えるはずのものが見えなくなります。記録が数か月分たまったところで、一度こちらにご相談いただければ、そこから何が読み取れるか一緒に確認します。
確認できることもある
勤務先の休みの日や、研修の予定は、比較的調べやすいことがあります。公表されている行事や、共有されている休暇制度がある場合です。
「その日は本当に研修があったのか」を、こっそり調べる必要はありません。おかしいと感じたら、確かめるより先に、記録を重ねてください。記録が増えれば、あとで相談するときの材料になります。
年度が変わっても、変化がずっと続くようであれば、そこは異動だけでは説明がつかない部分かもしれません。期間の長さも、記録から読み取れる材料のひとつです。
よくあるご質問
相手の勤務先に問い合わせてもいいですか。
おすすめしません。勤務先への問い合わせが本人や周囲に伝わると、その後の話し合いや調査がやりにくくなることがあります。まずは記録を優先してください。
公務員だと調査がしやすいのですか。
勤務時間が安定している分、行動の予測はしやすい面があります。ただし、それだけで調査の日数が短くなったり、費用が下がったりするとは限りません。
忙しいのが本当かどうか、先に確認したほうがいいですか。
ご自身で確認する前に、まずは記録を残すことをおすすめします。確認の仕方を誤ると、相手に気づかれて、その後の記録が取りにくくなることがあります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。