
探偵事務所を紹介されたとき、紹介する側にも理由があります。仕組みを知っておくと、判断がしやすくなります。
知人や他の専門家から、「知り合いの探偵を紹介します」と言われることがあります。
紹介してくれること自体は、ありがたいことです。ただ、判断材料として、仕組みを知っておくと安心です。
紹介そのものは、悪いことではありません。ただ、紹介する側にも動機があることは、知っておいていただきたいです。
善意だけで動いているとは限らない、という前提を持っておくだけで、見え方が変わってきます。
紹介にも、理由があります
探偵業界には、紹介料という仕組みがあります。依頼につながった場合に、紹介した側へ、いくらかの手数料が支払われる形です。
金額の相場は事務所によって異なり、依頼金額の一部を割合で受け取る形が一般的です。
紹介料があること自体は、違法ではありません。不動産や保険など、他の業界でも広く見られる仕組みです。

紹介料の仕組み自体を、隠す必要はありません。堂々と説明できる事業者であれば、それだけで一つの安心材料になります。
誰が、何のために紹介するか
紹介元は、さまざまです。弁護士や司法書士のような士業、婚活関連の事業者、知人からの口コミなど、経路は一つではありません。
知人からの紹介の場合、紹介料が発生しないことも多いですが、必ずしもそうとは限りません。
専門家からの紹介であれば、内容を確認した上での紹介であることが多く、安心材料になります。一方で、紹介料の金額を上乗せした見積もりを出す事業者も、中には存在します。
金額だけを見て判断するのではなく、内訳が明確かどうかも、あわせて確認してください。
割高な見積もりであっても、内容と結果が見合っていれば、一概に悪いとは言えません。総額と内容を、あわせて見てください。
紹介された事務所が悪いとは限りません。ただ、紹介料のぶん、料金が割高になっていないかは、確かめる価値があります。
聞いてみて、いい質問
見極めるポイントは、紹介の有無ではなく、その後の説明が誠実かどうかです。
紹介を受けた場合は、次のように聞いてみてください。
電話でも対面でも、聞くタイミングに決まりはありません。契約の前であれば、いつ聞いても失礼にはあたりません。
「この紹介について、紹介料は発生していますか」。
答えにくそうにするか、はっきり答えるかで、その事業者の姿勢がある程度分かります。
答えをはぐらかす事業者よりも、正直に説明してくれる事業者のほうが、信頼できる印象があります。聞かれて困る質問ではないはずです。
正直に答えてくれる事業者であれば、他の質問に対しても、同じように誠実に対応してくれる可能性が高いです。
紹介の経緯を、書いておく
紹介を受けた経緯も、簡単でいいので残しておくと、あとで比較する材料になります。
・8月20日(木)、知人から「知り合いの探偵を紹介する」と言われた。
・8月25日(火)、紹介先の事務所から電話、料金説明は口頭のみだった。
・8月27日(木)、紹介料の有無を尋ねると、明確な返答がなかった。
誰から、いつ、どういう説明を受けたか。それだけを残しておけば、他の見積もりと並べて判断できます。
私にお答えできる範囲
紹介を受けた段階で、私にできることは、見積もりの内容を説明し、疑問にお答えすることです。
調査そのものについても、できないことがあります。戸籍や住民票を取り寄せることや、通話記録・口座の中身を確認することは、私の業務の範囲外です。紹介料の交渉に私が関わることもありません。
他の事務所の紹介料の有無について、私からお答えすることはできません。気になる場合は、その事務所に直接確認してください。
紹介料の有無に関わらず、見積もりの内容そのものを丁寧に確認する姿勢は、どの事務所を選ぶときも変わりません。
よくあるご質問
紹介された事務所は、選ばないほうがいいですか。
そうとは限りません。紹介料の有無を確認した上で、見積もりの内容が納得できるものであれば、選んでいただいて構いません。
紹介料の分、料金は必ず高くなりますか。
必ずではありません。ただ、上乗せされている場合もあるため、総額を他の見積もりと比べることをおすすめします。
私のところも、誰かを紹介した場合に紹介料は発生しますか。
仕組みとしては用意していますが、ご紹介いただいたことを理由に、調査内容や料金を変えることはありません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。