
集客にかかる費用は、最終的に誰が払うのか。料金の仕組みを、実態として書きます。
探偵事務所の広告を、駅や検索結果でよく見かけるようになりました。あの広告にも、費用がかかっています。
華やかな広告を見ると安心する方もいれば、逆に警戒する方もいます。どちらの感覚も、間違いではありません。
広告費は、どこから出ているか
広告費は、事業者の利益から出ているわけではありません。依頼者からいただく料金の中に、あらかじめ組み込まれています。
大きな広告を出し続けるには、それに見合う売上が要ります。売上は、依頼者からの料金でできています。
調査員の人件費、車両や機材の維持費、事務所の家賃。ここに広告費が加わると、単価に反映されざるを得ません。

大々的な広告を出している事業者ほど、単価が高めになりやすい、という傾向はあります。
検索連動型の広告は、クリック一件ごとに費用がかかる仕組みが多く、問い合わせを増やすほど広告費もかさんでいきます。
広告費が悪いわけではない
広告そのものが悪いわけではありません。知ってもらうためには、必要な費用です。
ただ、その費用を誰が負担しているのかを、依頼者として知っておいて損はないと思います。
私のところは、大きな広告を出さずに営んでいます。口コミや、こうした記事を読んでくださった方からのご相談が中心です。
広告費を抑えたぶんを、単価や上限額に反映させる考え方をとっています。
大々的な看板や広告を用意しない分、こうして文章で考え方をお伝えする時間に力を入れています。
比較するときの視点
見積もりを比べるときは、単価だけでなく、その事業者の規模や広告の出し方も、想像の材料にしてみてください。
大きい・小さいのどちらが優れているという話ではなく、費用の中身を知ったうえで選んでいただきたいということです。
最近は、SNSやブログを通じた発信も、広義の広告といえます。文章を書く時間も、費用として料金に反映されている部分です。
ただ、看板広告や検索連動広告に比べると、かかる費用は小さく済むことが多いです。発信の形によって、乗ってくる費用の大きさは変わります。
フランチャイズ形式の場合
看板を大きく見かける事業者の中には、フランチャイズ形式で運営されているところもあります。本部への加盟料やロイヤリティも、料金に反映される要素です。
看板の統一感や安心感がある一方で、個人で営む事務所とは、費用の構造が異なる点は知っておいてください。
複数の事業者から見積もりを取ると、単価の相場が見えてきます。極端に高い、あるいは極端に安い見積もりには、それぞれ理由があります。
2社から3社程度、見積もりを比べてから決めるという進め方を、私自身もおすすめしています。見積もりのあとに「今なら値引きします」と持ちかけられることもありますが、元の金額自体が、値引きを見込んで高めに設定されている場合があります。値引きの有無より、最初に示された金額の内訳を確認するほうが、実態に近づけます。
料金の仕組みを理解したうえで選ぶことは、依頼したあとの納得感にもつながります。私のところへの問い合わせでも、料金の内訳について詳しく聞かれる方ほど、契約後の満足度が高い傾向を感じています。
料金の説明を丁寧に受けられるかどうかは、最初の問い合わせの段階である程度分かります。質問への答え方に、その後の対応の質が表れます。広告の規模に惑わされず、内容で選んでいただきたいというのが、正直な思いです。
見積もりを取った際は、遠慮せず疑問点をぶつけてみてください。
よくあるご質問
広告を出していない事務所は信用できますか。
広告の有無と信用は別です。届出の有無や、見積もりの説明の丁寧さで判断することをおすすめします。広告規模は参考程度にとどめてください。
なぜ大きな広告を出さないのですか。
広告費を単価に乗せるより、直接お会いしたときの説明を丁寧にすることに力を入れたいと考えているためです。
見積もりに広告費の内訳は書かれますか。
項目として明示されることは少ないですが、単価や上限額を他の事業者と比べることで、間接的に見えてくることがあります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。