
別居を切り出す前に、決めておいたほうがいいことがあります。よくある流れとして書きます。
別居を考え始めると、いつ切り出すかで悩む方が多いです。よくある流れとして書きます。
勢いで決めてしまいたくなる気持ちも分かりますが、いくつか先に整えておきたいことがあります。
切り出す前に、決めておくこと
別居後の住まい、生活費、子どもがいる場合の学校のことは、切り出す前に見通しを立てておくと落ち着いて進められます。
感情が高ぶった勢いで切り出すと、準備が整わないまま動くことになります。
特に、別居後にどこで生活するかが決まっていないと、話し合いの前に住まい探しから始めることになり、時間も気力も削られます。
先に持ち出しておきたいもの
通帳や印鑑、保険証、子どもの母子手帳といった、生活に必要な書類は、別居後に取りに戻りにくくなることがあります。

思い出の品より、まず生活に直結するものを優先して確認しておいてください。
いつから別居を始めたかは、あとで意味を持つことがあります。別居の開始日を、日記やメモに残しておいてください。
民法770条1項1号に基づく裁判離婚では、婚姻を継続しがたい重大な事由の一つとして、長期の別居が考慮されることがあります。
別居に至った経緯や、その後の生活費の分担についても、記録が残っていると、あとの話し合いで役立ちます。
財産分与にも期限がある
財産分与の家庭裁判所への申立ては、離婚のときから5年以内という期限があります。別居と離婚は別のものだと理解しておいてください。
別居した時点ではまだ婚姻関係は続いています。財産の扱いについては、時期が来たら弁護士に確認することをおすすめします。
証拠を残しておきたい場合は、別居を切り出す前の段階で確認を済ませておく方が動きやすいです。別居後は行動を見る機会が減ります。
一方で、安全が最優先の場面もあります。身の危険を感じる場合は、証拠より先に、離れることを優先してください。
子どもへの伝え方
お子さんがいる場合、いつ、どう伝えるかも悩みどころです。年齢に応じて、伝える言葉も変わってきます。
転校が必要になる場合は、学校側への相談も早めに動いたほうが、お子さんの負担が少なく済みます。夫婦の問題と、親子の関係は別のものだと伝えることも、大切な配慮の一つです。
準備が整っても、最後の一歩を踏み出せない方も多いです。踏み切れないことを、責める必要はありません。
別居は、選択肢の一つであって、必ず選ばなければならないものではありません。関係を続けながら、距離の取り方を変えるという道もあります。
生活費の取り決めを先に
別居中の生活費、いわゆる婚姻費用についても、切り出す前に考えておくと安心です。取り決めがないまま別居すると、あとで話し合いが難航しやすくなります。
金額の相場や請求の方法は、弁護士に相談すると具体的に教えてもらえます。ペットを飼っている場合、どちらが引き取るかも、決めておきたいことの一つです。思い入れが強いぶん、あとから揉めやすい部分でもあります。別居は、終わりではなく、考える時間を作るための一つの区切りだと捉えることもできます。
別居を考える段階で、すでに気持ちが固まっている方もいれば、まだ迷っている方もいます。どちらの状態でも、ご相談いただいて構いません。迷いがあるうちに調査を先に済ませておき、結論はあとから出すという進め方も可能です。
別居に関するご相談は、季節を問わず一年を通じていただいています。焦らず、ご自身のペースで進めていただければと思います。準備の進み具合に応じて、いつでもご相談ください。
よくあるご質問
別居すると、不貞行為の証拠は取れなくなりますか。
取りにくくなることが多いです。可能であれば、別居前に確認を進めておくことをおすすめします。すでに別居している場合も、ご相談ください。
黙って出て行っても問題ありませんか。
事情によります。子どもがいる場合や生活費の取り決めがない場合は、先に弁護士に相談してから動く方が安全です。
別居してからでも相談できますか。
もちろんです。別居後のご相談も、通常のご相談と同じようにお受けしています。状況が変わっていても対応できます。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。