
相手が同性だったとき、法的な扱いと気持ちの整理は、分けて考えたほうがいいことを書きます。
配偶者の関係の相手が、同性だったというご相談をいただくことがあります。よくある形として書きます。特定の方の話ではありません。
気持ちの面では、相手が異性であっても同性であっても、受けるつらさに変わりはないという方がほとんどです。
むしろ、誰に相談していいか分からず、ひとりで抱え込んでしまう時間が長くなる傾向があるように感じます。
法律の扱いは、単純ではない
不貞行為として同じように扱われるかどうかは、事案によって判断が分かれる、専門性の高い部分です。ここは、自信を持って断言できることではありません。
詳しくは、弁護士に確認しながら進めていただくことをおすすめします。法律の解釈は、時期によっても変わっていきます。
相手が同性であっても、調べ方の骨格は変わりません。いつ、どこで、誰と、何をしたかを、事実として記録します。

感情の整理と、事実の確認は、別の作業として進められます。
対象者の行動を見るという点では、これまで扱ってきたどのケースとも同じ手順で進めていきます。
周囲への伝え方
このケースでは特に、誰に、どこまで話すかを慎重に考える方が多い印象があります。
気持ちの整理がつく前に周囲に伝わると、思わぬ形で広がってしまうことがあります。まずは信頼できる相談先を一つ、確保しておいてください。
家族に伝えるかどうかも、時間をかけて決めていただいて構いません。急いで結論を出す必要はありません。
私の側でできること
私ができるのは、行動の事実を記録することです。法律上の評価や、その先の対応については、弁護士へおつなぎしています。
気持ちの部分について、話を聞くことはできます。結論を急がず、まず状況を整理するところから始めていただければと思います。
自治体によっては、同性のパートナーシップ制度を導入しているところもあります。この制度と、不貞行為をめぐる法律上の扱いは、別の枠組みで考える必要があります。
制度の有無が、慰謝料請求の可否を直接決めるわけではありません。ここも、弁護士に確認しながら整理していただく部分です。
本人の性のあり方への影響
配偶者に同性の交際相手がいたと分かったとき、相手自身の性のあり方について、急いで結論を出そうとする方もいます。ここは、時間をかけて考えていい部分だと思います。
決めつけず、まずは今起きている事実と、これからどうしたいかを、分けて考えることをおすすめしています。
調査を依頼する前に、何を確認したいのかを整理しておくと、進め方がはっきりします。関係の有無を知りたいのか、今後の方針を決めたいのか。目的によって必要な情報が変わります。
漠然とした不安のまま依頼するより、目的を一つに絞ってからのほうが、費用も時間も効率的に使えます。相手が誰であっても、抱えている気持ちに優劣はありません。私自身、この分野の相談を特別視せず、これまでと同じように受け止めるよう心がけています。
法律の分野は、社会の変化とともに解釈が広がっていくことがあります。数年前には難しかった主張が、今は認められるようになっている例もあります。情報を集める際は、古い記事だけでなく、最新の状況を確認することも大切です。
私のところでも、判断が難しい部分は、断定せず弁護士におつなぎする姿勢を徹底しています。気持ちを整理する時間を、十分に取っていただきたいと思います。どんな状況でも、丁寧にお話をうかがう姿勢は変わりません。誰が相手であっても、同じ丁寧さで向き合います。
よくあるご質問
相手が同性でも慰謝料は請求できますか。
事案によって判断が分かれる部分です。断定はできませんので、弁護士に確認しながら進めることをおすすめします。条文の解釈も変わっていく分野です。
調査の費用は、相手が異性の場合と変わりますか。
変わりません。行動を確認するという調査の内容自体は同じです。料金の考え方も、他のケースと変わらずご案内しています。
このような相談は多いのですか。
少なくない、という程度の体感です。特別なことではないと考えて、ご相談いただければと思います。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。