
無料相談は、選ぶ側にとっての面接でもあります。何を聞けば相手の姿勢が見えるか、具体的に書きます。
無料相談を予約したものの、当日、何を聞けばいいのか分からなくなった。そういう声を、よく耳にします。
緊張していると、聞きたかったことの半分も聞けずに帰ってしまうことがあります。質問は、事前に紙に書いておくことをおすすめします。
聞き方で、もう分かること
無料相談は、こちらが事務所を見極める場でもあります。何を聞くかより、聞いたことにどう答えるかを見てください。
曖昧にはぐらかされたか、具体的に答えてくれたか。その差が、契約後の対応をそのまま映します。
料金について聞くこと
料金まわりは、次の点を聞いておくといいです。
- 総額は、いくらになりますか(追加費用の有無も含めて)
- 見積もりは、書面でもらえますか
- 時間が延びた場合、追加料金はどう決まりますか
- キャンセルした場合、費用は発生しますか
- 支払いのタイミングは、いつですか
料金の内訳を聞いたときに、その場で資料を見せてもらえるかどうかも、確認しておくといいです。口頭の説明だけで終わり、書面をもらえない場合は、契約前にもう一度確認してください。
調査について聞くこと
調査そのものについても、聞いておきたいことがあります。
- 調査員は、何名で動きますか
- 報告書には、何が書かれますか(見本はありますか)
- 調査中、途中経過の連絡はもらえますか
- 尾行や張り込みが難しくなった場合、どうなりますか
- 探偵業法に基づく届出は、済んでいますか
この10個のうち、いくつ答えてもらえたかを、数字で覚えておく必要はありません。答え方の丁寧さと、資料を見せる姿勢があるかどうかを、見ておいてください。

この10個をすべて聞く必要はありません。気になったものだけで十分です。大事なのは、答えを持ち帰って比べることです。
その場で即答できない質問があっても、問題はありません。持ち帰って確認し、あとから連絡をくれる事務所であれば、それも一つの誠実さです。
比べるために、書いておくこと
相談先が複数ある場合は、聞いた内容をその場でメモしておくと、あとで比べやすくなります。
メモを取ることを、遠慮する必要はありません。きちんと対応している事務所であれば、メモを見ながら質問しても、嫌がることはないはずです。
・9月2日(水)14時、1件目の無料相談。総額を明示、追加費用の条件も書面で提示。
・9月4日(金)11時、2件目に電話で問い合わせ。金額は「会ってから」の一点張り。
・9月6日(土)10時、3件目の無料相談。持ち帰りを勧められ、即決を求められなかった。
感想を書く必要はありません。誰が、いつ、何と答えたかだけを残してください。数日たつと、記憶は簡単に入れ替わります。
書き留めたメモは、契約する事務所を決めたあとも、しばらく残しておくといいです。あとで振り返る材料になります。
相談の場でお伝えできること
無料相談の段階で、私にできることは、状況を伺うことと、おおよその見立てをお伝えすることです。
見立てをお伝えする際も、断定的な言い方はしません。調査の結果は、対象者の行動によって変わるものだからです。
ただし、相手と直接交渉することは、私にはできません。弁護士法72条により、報酬を得て行う交渉は弁護士の仕事と決まっているからです。戸籍や住民票を取り寄せることも、業務の範囲には含まれません。無料相談の場でも、この線引きは変わりません。
この線引きは、どの事務所で相談しても、本来は同じはずです。できないことまで「できる」と答える事務所には、注意してください。
契約を急がされたと感じたときは、いったん持ち帰ってください。その場で決めなければならない相談は、ほとんどありません。
よくあるご質問
無料相談は、本当に無料ですか。
私のところでは無料です。ただし事務所によって条件が違うことがあるので、予約の際に確認しておくと安心です。
何件くらい回って比べるのがいいですか。
決まりはありません。2〜3件ほど回って、答え方の違いを比べる方が多い印象です。
相談しただけで、契約を勧められ続けますか。
私のところからは、こちらから催促の連絡はしません。相談だけで終えていただいて構いません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。