
契約の前に、報告書の見本を見せてもらってください。見本の質は、そのまま仕事の質を映します。
契約の前に、必ずお願いしていただきたいことがあります。報告書のサンプルを見せてもらうことです。
見本の質は、そのまま仕事の質を映します。ここを飛ばして契約する方が、実はとても多いです。
見積もりの金額や、担当者の話し方だけで決めてしまうと、あとで報告書の中身に驚くことがあります。
見積書の見た目や、担当者の対応の良さは、報告書の質と直接は関係しません。別のものとして見ておくことをおすすめします。
見せてもらえないなら、考え直す
個人情報を伏せた見本であれば、まともな事業者はたいてい用意しています。
「サンプルはお見せできません」と言われたら、そこで一度、立ち止まってください。理由が特にないのに見せられない場合、中身に自信がないことが多いです。
「他のお客様の情報が入っているので」という理由は、正当な理由になりません。個人情報を伏せた形で用意するのが、通常の対応だからです。
見るべきは、写真の枚数ではない
見本を渡されると、つい写真の枚数や、きれいさに目が行きます。
本当に見るべきは、時刻の書き方です。入った時刻と出た時刻が、対になっているかどうか。ここに、事業者ごとの差が出ます。
対になっていない報告書は、滞在時間が分かりません。分からないと、あとで使いにくくなります。
枚数が多くても、時刻が曖昧なものより、枚数は少なくても時刻が明確なもののほうが、実務では役に立ちます。枚数の多さを強調する見せ方をする事業者もいますが、枚数そのものに意味はありません。
用語の統一も見ておく
同じ人物を、あるページでは「対象者」、別のページでは「男性」と書いている見本を見たことがあります。

読む側が別人だと受け取る可能性があります。用語がそろっているかどうかも、静かにチェックしてください。細かい表記のゆれのように見えて、実際に読み手を混乱させる原因になります。
見本と、実際の報告書は違う
ここは正直にお伝えします。見本はよくできていても、実際の調査でその通りに撮れるとは限りません。
天候や、対象者の動き方によって、写真の枚数や角度は変わります。見本は「目指す水準」であって、「保証される内容」ではないと理解しておいてください。
見本より内容が薄くなる場合、その理由をきちんと説明できる事業者かどうかも、見ておくポイントです。
見本を見せる側の姿勢
見本を見せることを面倒がる事業者と、進んで見せる事業者がいます。
私は、契約前の段階で、聞かれなくても見本の話をするようにしています。それが、あとの誤解を減らす一番の方法だと思っているからです。
見せる側にとっても、見本を用意しておくことは、自分たちの仕事を見直すきっかけになっています。見本を見せる文化がある事業者は、日々の報告書の作り方そのものにも、一定の基準を持っていることが多いです。
特に、初めて依頼を検討する方ほど、見本を求めるという発想そのものが浮かびにくいようです。知っているだけで、選び方が大きく変わります。
見せられない理由として「機密保持のため」という説明を受けることがありますが、伏せ字にした見本を用意することと、機密保持は両立できます。
見本と実際の差について、契約前に質問しても嫌な顔をされないかどうかも、ひとつの判断材料になると思います。
見本を確認する一手間を惜しんだために、契約後に後悔したという声も、これまでに聞いたことがあります。最初の一歩を丁寧に踏むかどうかが、その後の安心感を大きく左右します。
見本を見せてもらう一言が、その後の何ヶ月もの安心につながることを、ぜひ知っておいてください。
よくあるご質問
見本は、どのタイミングで見せてもらえますか。
契約の前の面談で、お見せしています。ご希望があれば、最初のお問い合わせの段階でお伝えください。
見本と全く同じ形の報告書になりますか。
基本の書式は同じですが、調査の内容によって写真の枚数や記述量は変わります。書き方の考え方は共通しています。
見本を見て、書き方の希望を伝えることはできますか。
できます。見せる相手が決まっている場合は特に、事前に伺えると助かります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。