
何日の何時から、何人で、何を目指して動くのか。契約の前に、調査の計画を書面でもらえるかどうかは、事務所を見分ける手がかりになります。
探偵に相談すると、料金の話が先に出てきます。1時間いくら、1日いくら、何時間でいくら。
料金はもちろん大事です。ただ、料金と同じくらい確かめてほしいのが、「どう動くつもりなのか」という計画の中身です。
計画に書かれているべきこと
いつ動くのか。何時から何時までか。何人で動くのか。何を撮れたら目的を果たしたことになるのか。
この四つが文字になっているかどうかで、あとの行き違いはずいぶん減ります。口頭で聞いたつもりでも、時間がたつと記憶は食い違っていくからです。
探偵業法では、契約の前に重要な事項を書面で説明することと、契約のあとに内容を書いた書面を渡すことが定められています。計画の細部までは法律で決まっていませんが、書面で出せる事務所は、自分たちの動き方を説明できる事務所でもあります。

計画がはっきりしていれば、依頼する側も、その日に自分がどう過ごせばいいかを決められます。相手の予定と調査の日が重なるように、家の中での会話を合わせることもできます。
計画が変わるときの取り決め
調査は、相手の動きしだいで予定どおりに進まないことがあります。計画が変わること自体は、珍しくありません。
大事なのは、変わるときに誰が決めるのかです。延長するかどうかを現場の判断で決めるのか、その都度依頼者に確認するのか。ここが書面になっていないと、あとで追加の費用が出たときに話がこじれます。
「計画は現場で決めます」と言われたら
すべてを事前に決めることはできません。ただ、何も決めずに始めることとは違います。
「その場で判断します」とだけ言われたら、判断の基準を聞いてください。どんなときに延長を勧めるのか、どんなときに打ち切るのか。答えが具体的であれば、その事務所は考えて動いています。
計画を見せてもらうときに、確かめること
計画書を見せてもらったら、日付と時刻のほかに、何をもって調査を終えるのかが書かれているかを見てください。目的の場面が撮れたら終えるのか、決めた時間まで続けるのか。
終わり方が書かれていない計画は、時間だけが延びていく心配があります。反対に、終わり方がはっきりしている計画は、費用の見通しも立てやすくなります。
もう一つは、調査員の人数の理由です。なぜその人数なのか。車で動く相手には何人、徒歩の相手には何人。説明を聞いて納得できれば、その計画は依頼する側の事情を見て作られています。
計画の説明が分かりやすい事務所は、報告も分かりやすいことが多いものです。契約の前の説明は、その事務所の報告の質を試す場でもあります。
計画は、依頼する側と事務所が同じ地図を見るためのものです。紙に書かれた計画があれば、途中で迷ったときにも、最初に決めた目的に戻ってくることができます。
計画書は、無料相談の段階でもらえますか。
無料相談の段階では、おおまかな組み立てまでが一般的です。細かい計画は、動く日や情報がそろってから書面にします。契約の前に、日程と人数と目的を書いたものをもらえるかどうか、聞いてみてください。
計画と違う動きをされたら、費用はどうなりますか。
契約書に、変更の取り決めがどう書かれているかによります。延長は依頼者の了承を得てから、と書かれていれば、了承のない延長分を払う必要はありません。契約前に、その一文があるかを確かめてください。
計画書を持ち帰って、家族に見られないか心配です。
紙で持ち帰るのが不安な場合は、その場で内容を確かめて、控えは事務所に預かってもらう方法もあります。受け取り方を相談の段階で伝えてください。
計画どおりに進まなかった日の費用は、どうなりますか。
相手が予定どおりに動かず、何も撮れない日もあります。そうした日の費用の扱いは、契約書にどう書かれているかによります。空振りの日の扱いを、契約前に確かめておいてください。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
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