
遠いこと自体は問題ではありません。契約前に確認しておくといいことを挙げます。
インターネットで探して、遠方の事務所に問い合わせる方もいらっしゃいます。検索結果の上位に出てきた、という理由だけで選ぶのは、少し早いかもしれません。
遠いこと自体は問題ではありません。ただ、確認しておくといいことが、いくつかあります。
近くに事務所が見つからず、検索の範囲を広げていくうちに、遠方の事務所にたどり着いたという方もいらっしゃいます。地元の事務所に頼みにくい事情がある、という声を伺うこともあります。
交通費の計算方法
まず、交通費がどう計算されるかです。ここがはっきりしないまま契約すると、あとで戸惑うことになります。
実費精算なのか、見積もりに含まれた定額なのか。ここがあいまいだと、あとから請求額が変わることがあります。領収書の提示を求められるかどうかも、確認しておいてください。
高速道路を使うかどうか、宿泊を伴う日程になるかどうかでも、交通費の内訳は変わってきます。
参考までに、私のところの単価は1時間25,000円(税込・調査員2名・3時間から)です。遠方の場合は、ここに交通費と移動時間が加わるとお考えください。

移動時間も費用のうち
交通費だけでなく、移動にかかる時間も考えておいてください。
調査員が現地に着くまでの時間が長いほど、実際に動ける時間が短くなります。移動時間は、調査に使える時間ではありません。
往復の時間が長いほど、1日にできる調査の量も限られてきます。日程を組むときの前提として、頭に入れておいてください。
現地の協力員という仕組み
遠方の事務所の中には、現地の協力員と組んで動くところもあります。
これ自体は珍しい仕組みではありません。ただ、実際に誰が動くのかは、契約前に確認しておいてください。責任の所在があいまいにならないようにするためです。
現地の協力員に頼る体制であっても、報告書の作成と責任は、依頼を受けた事務所が負うのが基本です。契約書に、この点が明記されているかどうかも確認してください。
協力員の経験や体制について、契約前に質問しても、失礼にはあたりません。むしろ、確認しておくべき事項の一つです。答えをはぐらかされるようであれば、慎重に検討してください。
急な対応ができるか
もう一つ確認したいのが、急な連絡への対応です。
対象者が予定外に動いたとき、すぐに調査員を向かわせられる距離にいるかどうか。遠方だと、この初動が遅れることがあります。
遠方への調査は、天候や交通事情の影響を受けやすい面もあります。予定が変更になった場合の連絡体制についても、事前に確認しておいてください。
悪天候や交通渋滞で、予定していた時間に現地入りできないこともあります。そうした場合の対応方針も、あらかじめ聞いておくと安心です。日程を柔軟に組み直せるかどうかも、確認しておいてください。
報告書の受け取り方
報告書や写真データの受け渡しも、郵送か、データでのやり取りかを確認しておいてください。
直接会って受け取れないぶん、やり取りの方法を先に決めておくと安心です。パスワード付きのデータでやり取りするかどうかも、確認しておくと安心材料になります。郵送の場合は、封筒の見た目にも配慮してもらえるか聞いてください。
遠方であることを理由に、質問への回答が雑になるようであれば、契約を見直す材料にしてください。距離が離れているからこそ、書面のやり取りを、より丁寧に行う必要があります。
よくあるご質問
遠方でも、対応の質は変わりませんか。
事務所によります。現地対応の仕組みと、急な連絡への対応時間を、事前に確認しておいてください。契約前の説明の丁寧さも参考になります。
交通費はどのくらいかかりますか。
距離と回数によります。見積もりの段階で、実費精算か定額かを、はっきりさせておいてください。領収書の扱いもあわせて確認してください。
近くに事務所がない場合、どうすればいいですか。
対応地域が広い事務所を探すか、私のところのように県外への出張調査を受ける事務所にご相談ください。まずは見積もりだけでも構いません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。