
見積もりを受け取ったら、この7つを確かめてください。書かれていなければ、書いてもらってください。
見積もりの読み方を、具体的に書きます。
この7つが書かれていれば、あとで大きくもめることはありません。逆に、抜けているものが、いちばんもめるところです。
1 単価
1時間あたり、調査員1名あたりの金額です。
「一式」と書かれているものは、何時間分なのかを聞いてください。時間が分からなければ、多いのか少ないのかも判断できません。
これがいちばん大事です。「合計でこの金額を超えない」という定めがあるかどうか。
ない場合、動いた分だけ費用が積み上がります。予算を伝えて、その範囲で上限を設定してもらってください。

3 追加費用の範囲
基本料金に含まれないものが、必ずあります。
交通費、車両費、高速代、駐車場代、深夜や早朝の割増、機材費、報告書の作成費。どれが別途なのかを、一覧で出してもらってください。
「実費」とだけ書かれている場合は、おおよその金額を聞いてください。
4 中止する場合の扱い
契約したあとで、やめたくなることがあります。気持ちが変わることも、事情が変わることもあります。
そのときに、どこまで払うのか。着手前なら、着手後なら、調査の途中なら。この3つの場面それぞれについて、確かめてください。
探偵業法は、契約前に書面で説明することを事業者に義務づけています。この項目も、その説明の対象です。
5 報告の方法と回数
調査中に、どのくらい連絡が来るのか。
毎日なのか、動いた日だけなのか。電話なのか、メッセージなのか。希望があれば、先に伝えておいてください。
家にいるときに電話が来ると困る、という事情がある方は、その旨も伝えておくと調整できます。
6 納品されるもの
最後に何が手元に残るのかです。
報告書(紙・データ)、写真、動画。それぞれの形式と、渡し方まで確かめてください。
受け取り方の希望も、この段階で伝えておいてください。郵送の封筒の表記も含めてです。
契約書に、苦情の申し出先が書かれているかどうかを見てください。
そして、書面を受け取ったら保管しておいてください。捨ててしまう方がおられますが、あとで必要になることがあります。
聞きにくい、という方へ
これだけ聞くのは失礼ではないか、と思われるかもしれません。
そんなことはありません。むしろ、これを聞かれて嫌がる事業者かどうかが、判断材料になります。
答えられない、はぐらかす、話をそらす。そういう反応があれば、その事業者は選ばないほうがいいです。
こちらは、聞かれる前に全部お出しします。そのほうが、お互いに気が楽だからです。
書面に残す、ということ
7項目のすべてに共通するのは、書いてもらうということです。
口頭の説明は、記憶に残りません。というより、双方の記憶が食い違います。悪意がなくても、そうなります。
ですから、「いま伺った内容を、書面に入れていただけますか」と言ってみてください。すんなり応じるかどうかで、その事業者の姿勢が分かります。
面倒がられたら、その時点で考え直したほうがいいです。
見積もりを、そのまま契約書にしない
もう1つ、注意点があります。
見積もりと契約書は、別のものです。見積もりに書かれていた条件が、契約書には入っていないことがあります。
契約書に署名する前に、見積もりと並べて読んでください。上限額、追加費用、中止の扱い。この3つが契約書にも入っているかを確かめてください。
入っていなければ、入れてもらってください。これは、正当な求めです。
よくあるご質問
見積もりだけもらって、断ってもいいですか。
もちろんです。比べていただいたほうが、納得して進められます。
予算が少ないのですが、相談してもいいですか。
ご相談ください。予算に合わせて、どこまでできるかを組み立てます。できない場合は、そう申し上げます。
見積もりに費用はかかりますか。
かかりません。相談も見積もりも、費用はいただいていません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。