
年齢を理由に、動くのをためらう方がいます。年齢は、我慢を続ける理由にはなりません。
「この年齢から、一人でやっていけるのか」。40代、50代の方から、よく聞く言葉です。これまでの人生の積み重ねがある分、決断がより重く感じられるのだと思います。
気持ちはよく分かります。ただ、年齢は、いまの状況を我慢し続ける理由にはなりません。何歳であっても、選び直す機会はあります。
不安の中身を分けてみる
漠然とした不安は、分けて考えると少し軽くなります。お金のこと、住まいのこと、人との関わりのこと。まとめて考えると、余計に大きく見えてしまいます。
一つずつ見ていくと、いま答えを出さなくていいものと、早めに動いたほうがいいものが分かれてきます。すべてが同じ緊急度ではありません。

これまでの年数を、無駄にしない
長く一緒に過ごした年数があるからこそ、決断が重くなります。積み重ねてきたものを手放すような感覚になるのも、無理はありません。
その年数を無駄にしないというのは、関係を続けることだけではありません。ここまでの経験を、次に生かすという考え方もできます。得たものは、形を変えても残ります。
一人で抱えないでください
年齢を重ねてからの相談は、周りに話しにくいという声を聞きます。子どもや友人に心配をかけたくない、という気持ちも背景にあるようです。
友人や家族に話しづらいことも、私のところでは、判断せずに聞かせていただきます。年齢や立場で、話の重みを測るようなことはしません。

話すこと自体が、気持ちを整理する助けになることがあります。調査を依頼するかどうかは、そのあとで決めていただいて構いません。
経済面の不安について
お金の不安は、多くの方が口にされます。ここは、私だけでは答えが出せない領域です。専門家の力を借りることを、遠慮なさらないでください。
財産分与や年金分割など、専門的な話は、弁護士やファイナンシャルプランナーに相談することをお勧めしています。数字が見えるだけで、不安の質が変わることがあります。
不安の種類ごとに、相談する相手を分けていくと、一つひとつが扱いやすくなります。すべてを一人で抱え込む必要はありません。
段階を分けて考える
すべてを一度に決める必要はありません。まず現状を把握する、次に選択肢を洗い出す、それから決める。この順番で十分です。
焦って結論を出すよりも、順を追って進めるほうが、あとになって納得できることが多いです。時間をかけることは、遠回りではありません。
子どもがいる場合の考え方
お子さんがいる場合、年齢を理由にした不安に加えて、子どもへの影響を心配される方が多いです。
子どものことも、一度に全部を決める必要はありません。まず自分の気持ちを整理してから、子どものことを考える順番でも構いません。
順番を間違えているのではないかと、自分を責める方もいますが、そんなことはありません。
同世代の相談も少なくない
同じ年代の方からの相談は、決して珍しいものではありません。年齢を重ねてからの決断だからこそ、周りに気づかれにくいという事情もあります。
一人だけが特別な状況にあるわけではないと分かるだけで、少し気持ちが軽くなる方もいます。
比較する必要はありませんが、同じような不安を抱える方がいることは、知っておいていただきたいです。
不安を言葉にすることに、慣れていない方も多いです。うまく話せなくても、断片的な言葉で構いません。
整理されていない状態のまま、話し始めていただいて大丈夫です。そこから一緒に整理していきます。
話しているうちに、自分でも気づいていなかった気持ちに気づくことがあります。それも、相談の意味の一つだと考えています。
よくあるご質問
この年齢から離婚を考えるのは、遅すぎますか。
遅すぎるということはありません。決断の時期に、年齢の正解はないと考えています。何歳から始めても、選び直す価値はあります。
経済的な不安が大きくて、動けません。
まずは現状を整理するところから始めてみてください。専門家への相談も含め、一緒に順番を考えます。焦って結論を出す必要はありません。
相談だけでも聞いてもらえますか。
もちろんです。調査を前提としない相談も、多くいただいています。話すだけで気持ちが整理されることも、珍しくありません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。