
何も起きなかった日を、どう扱うか。ここに、事業者の姿勢が出ます。
調査に入って、何も起きない日があります。
めずらしいことではありません。むしろ、そういう日のほうが多いくらいです。その日をどう扱うかを書きます。
空振りの中身
「何も起きなかった」にも、いくつかの種類があります。
- 相手がまっすぐ帰宅した
- 外出したが、一人だった
- 誰かと会ったが、食事だけだった
- 途中で見失った
4番目だけは、性質が違います。ほかの3つは結果ですが、これはこちらの問題です。

見失った場合、正直に書きます
見失ったときは、そのまま報告します。
「◯時◯分、◯◯交差点にて視認できなくなる」。理由も書きます。信号で離れた、車が2台入った、地下に入った。
ごまかしても、意味がありません。むしろ、どこで見失ったかが分かれば、次はそこを想定して組めます。
何も起きないことも、情報です
空振りの日を、無駄だと考えないでください。
「金曜の19時から23時、動きなし」。この一行が積み上がると、候補が消えていきます。消去法で、当たる日に近づきます。
ですから、こちらは空振りの日も同じように報告書に入れます。ページ数のためではなく、次の判断のためです。
空振りが続いたら
3日から5日続いた場合は、いったん立ち止まります。
見立てが間違っているのか、時期が悪いのか、そもそも何もないのか。この3つのどれかを、記録から考えます。
そして、方針を変える提案をします。日を変える、時間帯を変える、いったん止める。
「何もない」という結果
ここは、はっきり書いておきます。
調査の結果、何もなかったという結論になることがあります。それも、正当な結果です。
そのときは、そう報告します。無理に何かを見つけようとはしません。見つからないものを見つけたことにするのは、この仕事でいちばんやってはいけないことです。
何もなかったときの、依頼者の反応
意外に思われるかもしれませんが、多くの方は落ち着かれます。
「無駄だった」と言われることは、ほとんどありません。「疑ったまま何年も過ごすより、よかった」と言われます。
そのあと、関係を立て直された方もおられます。疑いが消えたことで、話し方が変わったのだと思います。
費用について
正直に書いておきます。空振りの日も、費用は発生します。
人が時間を使っているからです。これは、契約の前に必ずお伝えしています。
そのうえで、無駄な日を作らないように、事前の絞り込みに時間をかけます。そこが、費用を抑える唯一の方法です。
空振りを減らすためにできること
空振りを完全になくすことはできませんが、減らすことはできます。
- 依頼者の記録を、できるだけ細かくそろえる
- 当日の朝の様子を教えていただく
- 直前に予定が変わっていないか確認する
- 天候と、周辺の行事を確認する
2番目がいちばん効きます。「今日はいつもより早く出た」の一言で、待つ時刻が変わります。
日をまたぐ判断
その日に動きがなくても、翌日に持ち越すことがあります。
相手が「泊まりで出張」と言っている場合などです。初日に何もなくても、翌朝に動きが出ることがあります。
この判断は、事前にご相談して決めます。日をまたぐと費用が変わりますので、黙って延ばすことはしません。
逆に、明らかに動きがないと判断した場合は、早めに切り上げます。時間を使い切ることが目的ではありませんので。
よくあるご質問
空振りが続いたら、途中でやめられますか。
やめられます。こちらから止める提案をすることもあります。実働分の精算になります。
見失ったことを、正直に言ってもらえますか。
言います。ごまかしても、次の判断ができなくなるだけですので。
何もなかった場合も、報告書はもらえますか。
お渡しします。「確認できなかった」と「そうした事実がなかった」を書き分けて記載します。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。