
多くの方が、1か月から2か月のあいだ、違和感だけを抱えて過ごしておられます。その時間の使い方の話です。
相談に来られるまでにどのくらい抱えていたかを、いつも伺います。
返ってくる答えで多いのは、1か月から2か月です。半年、1年という方も珍しくありません。
なぜ、その長さになるのか
違和感は、ある日はっきり現れるものではありません。少しずつ積み上がって、あるとき「やはりおかしい」に変わります。
そこに至るまでに、多くの方は同じ道をたどります。まず自分を疑い、次に忙しさのせいにし、それでも消えないので、ようやく相手を疑う。この順番に、たいてい1か月以上かかります。

その期間に、何が起きているか
待っているあいだ、状況は止まっていません。
相手のほうも慣れていきます。言い訳が上手になり、スマホの扱いが慎重になり、行動の型ができてきます。時間が経つほど、確かめにくくなるのが実際のところです。
とはいえ、あわてて動けばいいという話でもありません。準備なく動くと、それ以上に失うものがあります。
抱えている期間にできること
この期間を、ただ待つ時間にしないでください。次の3つは、ひとりでできます。
- 日付と事実だけを書く(理由や感情は別のところに書く)
- 平日と休日で、行動の型が変わっていないかを見る
- もし本当だったとき、自分がどうしたいかを考えておく
3番目がいちばん大事です。調べるかどうかより、そのあとどうしたいかで、やるべきことが変わります。離婚したいのか、慰謝料を求めたいのか、続けたいのか。決まっていなくても、考えたことがあるだけで違います。
確信は、ある日いきなり来ない
「決定的な瞬間が来たら動こう」と待っておられる方が多いのですが、そういう瞬間は、たいてい来ません。
来るのは、小さな違和感が積み上がって、もう戻れないところまで来た、という感覚です。それが来たときには、こちらから提案できることが減っていることがあります。
早く動くというのは、急ぐことではありません
早いほうがいい、と言うと、急かされているように感じられるかもしれません。そうではありません。
早いほうがいいのは、選べる道が多いうちだからです。相談だけして、何もせずに帰る。それも1つの選択で、その選択ができる時期は限られています。
決めていなくて構いません。急がなくても構いません。ただ、ひとりで抱える時間だけは、少し短くできます。
待っているあいだに、変わってしまうもの
時間が経つことで確かめにくくなる、と書きました。具体的には次のようなことが起きます。
- 行動の型ができ、外から見て不自然な点がなくなる
- 連絡の手段が変わり、家の中から見えなくなる
- 会う場所が固定され、人目につかない経路が決まる
- こちらの生活が消耗し、動く体力がなくなる
4番目を軽く見ないでください。半年抱えた方は、半年分疲れています。いざ動こうというときに、その疲れが判断に出ます。
「もう少し様子を見る」の使い方
様子を見ること自体は、悪い判断ではありません。ただ、期限のない様子見は、ただの先延ばしになります。
ですから、決めておいてください。いつまで様子を見るのか。1か月なら1か月、次の連休までなら連休まで。
その日が来たときに、何も変わっていなければ、次の手を考える。変わっていれば、また期限を決める。この形にすると、抱えている時間が区切られます。
区切りがあると、人は待てます。区切りがないまま待つのが、いちばんつらいです。
よくあるご質問
1年以上抱えています。今からでも間に合いますか。
間に合わないということはありません。ただ、行動の型が固まっている分、確かめ方の組み立ては変わります。まず話を聞かせてください。
証拠が取れる時期に、季節は関係しますか。
関係することはあります。年末年始、連休、年度替わりは、予定が動きやすい時期です。ただ、相手の生活のほうが影響は大きいです。
いま動くべきか、もう少し待つべきか判断できません。
その判断のためにご相談ください。待ったほうがいい場面もあります。話を聞いて、待つべきなら、そう申し上げます。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。