
相手の家で会う形が、いちばん多いかもしれません。この場合の組み立て方を書きます。
ホテルの話を書きましたが、実際にはホテルを使わない形も多いです。
とくに、相手方が一人暮らしの場合は、その部屋で会うことがほとんどです。この場合の組み立てを書きます。
見るのは、出入りと滞在時間
基本の考え方は、ホテルの場合と同じです。
入る時刻と、出る時刻。そして、そのあいだの長さです。
深夜に入り、翌朝に出る。この形が記録できれば、かなり強い材料になります。

難しくなる点
ホテルより難しくなる点があります。
- 建物に入っただけでは、どの部屋か分からない
- 共用部分に立ち入れないため、玄関先が見えない
- オートロックの建物では、中の様子が確認できない
1番目が問題です。「たまたま同じ建物に入っただけ」と説明される余地が残ります。
どう埋めるか
ですから、次のような形で埋めていきます。
- どの階のどの部屋に明かりがついたかを確認する
- その部屋の住人が誰かを、別に確かめる
- 二人が一緒に建物に入る場面を記録する
- 同じことが複数回あることを示す
3番目が撮れると、話がかなり早くなります。そのために、合流の場面から追います。
立ち入らない範囲で
ここで大事なことを書いておきます。
マンションの共用部分や、戸建ての敷地内には立ち入りません。それは住居侵入の問題になります。
外から見える範囲で記録する。それが原則です。時間はかかりますが、そうして得たものはそのまま使えます。
自宅で会っている場合
もう1つの形があります。相手方ではなく、依頼者ご自身の家で会っている場合です。
これは、外からの調査が難しい場面です。ただ、依頼者の側で確認できることが多くあります。
外出していた時間、帰宅したときの家の様子、駐車場の使われ方、防犯カメラの記録。ご自宅のカメラであれば、ご自身で確認できます。
車で会っている場合
もう1つ。車の中で過ごす形もあります。
この場合、駐車している場所と、停まっていた時間を記録します。人の乗り降りの場面も撮ります。
ただし、車内の様子を撮ることは、原則としてしません。プライバシーの問題が生じますし、そうして得たものは扱いが難しくなります。
形が違っても、原則は同じ
整理します。どの形であっても、見るところは変わりません。
誰と、いつ、どこで、どのくらいの時間。この4つを、外から見える範囲で積み上げる。それだけです。
ですから、「ホテルに行かないから証拠が取れない」ということはありません。組み立て方が変わるだけです。
相手方の生活を、先に確かめる
相手方の家で会う形の場合、先に確かめておくことがあります。
その部屋に、ほかに誰か住んでいないか。家族がいる家であれば、出入りの意味が変わります。
洗濯物、郵便受け、駐車場の使われ方、明かりのつき方。外から見える範囲で、生活の様子が分かることがあります。
この確認に1日使うことがあります。無駄に見えるかもしれませんが、ここを外すと、あとの記録の意味が変わってしまいます。
泊まりの記録
いちばん強い形の1つが、泊まりの記録です。
夜に入り、翌朝に出る。この形は、ほかの説明がほとんど立ちません。
ただ、朝まで待つことになりますので、拘束時間が長くなります。費用も、その分かかります。
ですから、泊まりの可能性が高い日を絞ってから入ります。金曜の夜、連休の前日、出張と称して家を空ける日。ここでも、事前の記録が効きます。
よくあるご質問
相手方がオートロックのマンションです。難しいですか。
中は確認できませんが、出入りと滞在時間は記録できます。部屋の特定は、別の方法で確かめます。
自宅の防犯カメラの映像は、証拠になりますか。
ご自身の家に設置されたものであれば、通常は使えます。日時が記録されているか、確かめておいてください。
相手方が実家暮らしの場合は、どうなりますか。
家族がいる家に入る形になりますので、推認の働き方が変わります。その場合は、別の場面を探すことになります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
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