
1回撮れたのに、もう一度と言われる。その理由と、判断のしかたを書きます。
「1回撮れたのに、まだ足りないと言われました」。この相談があります。
理由があります。ただ、いつでも複数回が必要というわけでもありません。そこを分けて書きます。
なぜ、回数が問題になるのか
1回だと、説明の余地が残るからです。
「酔っていて休憩しただけ」「相談に乗っていた」「体調が悪くなった」。実際に、こうした説明がされます。
無理のある説明に見えても、1回きりであれば、否定しきれないことがあります。

複数回あると、どう変わるか
同じ二人が、期間をおいて、同じような行動をしている。
この形になると、偶然や事情という説明が成り立ちにくくなります。そして、関係が継続していたことも示せます。
継続していたかどうかは、慰謝料の金額にも影響する要素です。
1回で足りる場合もある
一方で、1回で十分な場合もあります。
- 相手がすでに認めている
- 協議で離婚が成立しそうである
- ほかの記録(メッセージなど)が豊富にある
- 滞在時間が長く、状況が明白である
ここは弁護士の判断になります。ですから、1回撮れた時点で、いったん弁護士に見てもらうことをおすすめしています。
追加を勧められたときの判断
事業者から追加を勧められたときの、判断の基準を書きます。
「なぜ足りないのか」を、具体的に説明できるかどうか。
「継続性を示すため」「相手が否認する可能性が高いため」。理由があるなら、検討する価値があります。「念のため」だけなら、いったん止めてください。
費用との兼ね合い
正直な話をします。追加すれば、費用は増えます。
そして、2回目が撮れる保証はありません。相手の行動は、こちらの都合では動きません。
ですから、1回撮れた時点でこう考えます。「この1回で、着地点に届くか」。届くなら、そこで終わりにします。届かないなら、続ける意味があります。
間隔をあけるという判断
複数回を目指す場合、間隔が問題になります。
同じ週に2回撮れることもありますが、期間をあけたほうが「継続していた」ことを示しやすい場面があります。1か月あける、という判断をすることもあります。
この判断も、着地点によります。急ぐ事情があるなら、そちらを優先します。
止めどきを、先に決めておく
契約の前に、決めておいていただきたいことがあります。
「これが撮れたら終わり」という線です。ここが決まっていないと、いつまでも続けることになります。
「ホテルの出入りが2回」「相手方の特定まで」。具体的に決めておけば、達したところで終われます。
こちらからも、達したときには「これで足りると思います」と申し上げます。
間隔と、費用の考え方
複数回を目指す場合の費用について、もう少し書きます。
2回目は、1回目より短く済むことが多いです。行動の型が分かっているからです。
1回目に3日かかったとしても、2回目は1日で済むことがあります。ですから、合計の費用は倍にはなりません。
この見通しも、契約の段階でお伝えします。「2回目まで含めた場合の上限」を出しておけば、判断しやすくなります。
相手が別れた場合
調査の途中で、二人の関係が終わることがあります。
こちらが動いていることに気づかれた場合もあれば、単に終わった場合もあります。その場合、それ以上は撮れません。
ただ、それまでに記録できたものは残ります。関係が終わったこと自体も、記録になります。
そして、終わったのであれば、それは1つの結果です。そこから先どうするかを、改めて考えることになります。
よくあるご質問
2回目が撮れるまで、どのくらいかかりますか。
相手の行動次第です。週に1回会っている場合、1か月以内に機会があることが多いですが、約束はできません。
1回分の報告書だけで、弁護士に相談できますか。
できます。むしろ、その段階で見ていただくことをおすすめします。足りるかどうかが分かります。
撮れた時点で、こちらから終わりにしていいですか。
もちろんです。続けるかどうかは、依頼される方が決めることです。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。