
顔がぼんやり写った写真1枚から、SNSで相手を特定しようとする方がいます。間違えたときの怖さを書きます。
顔がぼんやり写った写真1枚から、SNSで相手を特定しようとする方がいます。
気持ちは分かりますが、ここには大きな落とし穴があります。
焦っているときほど、少ない手がかりを大きく解釈してしまいがちです。
相手が誰なのか分からないという状態は、それだけで強い不安を生みます。
早く名前や顔を知りたい、という気持ちは自然なものです。ただ、その焦りが、判断を誤らせる原因にもなります。
似ている、は同一ではない
髪型や服装が似ている。行動範囲が近い。それだけで、同一人物だと決めつけてしまう。
実際には別人だった、ということは珍しくありません。同じ地域に住んでいれば、似た雰囲気の人は何人もいます。
間違えたときに起きること
別人に対してメッセージを送ったり、投稿にコメントを残したりすると、取り返しがつきません。
名誉毀損や、別のトラブルに発展することがあります。相手が本人でなければ、なおさら深刻です。
謝って済む場合もありますが、相手によっては大きな問題として扱われることもあります。

調査を依頼する理由のひとつは、感情を挟まずに事実だけを積み上げられる点です。
自分で動くと、どうしても「もしかして」という思い込みが混ざります。第三者が確認することで、思い込みと事実を分けられます。
本人に気づかれる怖さ
仮に本人を特定できたとしても、SNS上での動きは相手に伝わりやすいです。
アカウントを見に来たことが通知される仕組みもあります。気づかれた時点で、相手は警戒し、行動を変えます。そうなると、その後の調査がやりにくくなります。
一度警戒されると、アカウントを非公開にされたり、投稿の頻度が急に減ったりすることがあります。得られたはずの情報が、そこで途切れてしまいます。
鍵アカウントの壁
最近は、鍵をかけたアカウントも増えました。
表から見えるのは、限られた情報だけです。無理にフォロー申請をすると、それも相手に伝わってしまいます。
一人で特定するのが不安で、友人に協力を頼む方もいます。
複数人で動くと、それだけ相手に気づかれる可能性も上がります。協力を頼む場合も、慎重さは変わらず必要です。
頼んだ友人が別のアカウントから調べようとして、思わぬ形で発覚につながることもあります。
特定は、専門の手順がある
人物の特定には、SNSの情報だけに頼らない方法があります。
- 生活圏からの絞り込み
- 行動時間の記録との照合
- 複数の情報源を組み合わせる
SNSは、あくまで手がかりのひとつとして扱います。それだけで決めつけないことが大事です。これらを組み合わせることで、確実性が上がります。
古い投稿の写真をもとに動いてしまうと、今の状況と合わないことがあります。
投稿された日付と、実際の行動の時期がずれていないか。ここも見落としやすい点です。
感情が高ぶっているときほど、一度立ち止まる時間を作ってください。
翌日まで待ってから連絡する、という方も少なくありません。焦って動く必要はありません。
まず、動かないでください
気になる投稿を見つけても、コメントや通報はせず、スクリーンショットだけ残しておいてください。
日付が分かる形で保存しておけば、あとで正しい手順で確認できます。
SNSだけでなく、匿名掲示板の書き込みから特定しようとする方もいます。
そこに書かれた情報が正しいとは限りません。裏付けのない情報を前提に動くと、同じ失敗を繰り返します。
位置情報がついた投稿
写真に位置情報が残ったまま投稿されていることがあります。
手がかりにはなりますが、投稿された時点と今とで状況が変わっている可能性も考えておいてください。
相手を刺激しない距離感
特定できたと思っても、すぐに近づこうとしないでください。
相手の生活リズムを大きく崩すような接触は、かえって状況を悪化させることがあります。
よくあるご質問
すでにコメントを送ってしまいました。どうすればいいですか。
これ以上のやり取りは控えてください。相手の反応や状況によって対応が変わるので、早めにご相談いただくのが安心です。焦って重ねて送らないでください。
鍵アカウントの中身を見る方法はありますか。
無理に見ようとすると、相手に気づかれる原因になります。別の情報と組み合わせて確認する方法をご提案できます。
間違えて別人に連絡してしまったら、どうなりますか。
内容によっては、相手から名誉毀損などを理由に責任を問われる可能性があります。心当たりがあれば、早めに弁護士にご相談ください。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。