
独身だと聞いていた相手が、実は結婚していた。よくある形として、知っておきたいことを書きます。
独身だと聞いていた相手が、実は結婚していた。そういう形のご相談も、少なくありません。
特定のどなたかの話ではなく、よくある形として書きます。
この場合、話が一気に複雑になります。ご自身が「不貞行為の相手方」という立場に置かれてしまうためです。
相手を責める気持ちと、自分の立場を守らなければという気持ちが、同時に押し寄せてくることが多いです。
知らなかった、は関係あるのか
結論から言うと、関係があります。
既婚だと知らず、知る手段もなかったのであれば、故意や過失がないとして責任を問われない場合があります。ただし、それを示すのは自分自身になります。
裁判になった場合、「知らなかった」という主張は、こちらから積極的に示さなければ認められません。黙っていて分かってもらえるものではないのです。
「知らなかった」を示すもの
あとから必要になるのは、次のようなものです。
- 相手から独身だと言われたやり取り(メッセージなど)
- 結婚指輪をしていなかった、同居の様子がなかったといった状況
- 周囲にも独身だと紹介されていた記録
その場では「残しておこう」と思わないものばかりです。だからこそ、気づいた時点で保存しておくことが大事になります。
古いメッセージのやり取りは、機種変更などで消えてしまうことがあります。心当たりがあれば、早めにスクリーンショットなどの形で残しておいてください。

結婚しているかどうかを、本人に聞く以外の方法で確認したい場合もあります。
戸籍を直接確認できるのは、基本的に本人や配偶者などに限られます。個人で無理に調べようとすると、別の問題を招くことがあります。
確認したい事情があるときは、弁護士を通じた正規の手続きを使うのが安全です。
請求されたら、まず確認すること
相手の配偶者から連絡や請求が来た場合、慌てて謝罪や約束をしないでください。
その場での発言が、あとの交渉に影響することがあります。まず何を根拠に請求されているのかを確認してください。
請求の内容が口頭や電話だけで伝えられた場合も、内容と日時をメモしておくと後で役立ちます。
慰謝料の金額に差が出る理由
独身だと信じていた事情が認められた場合でも、状況によって金額の考え方が変わることがあります。
関係の期間、認識に至った経緯、相手の対応など、いくつかの要素が総合的に見られます。
相手が「離婚するつもりだった」「もうすぐ別れる」と説明することがあります。
その言葉の真偽を、こちらだけで判断するのは難しいものです。説明をそのまま信じず、状況を示す記録と照らし合わせて考えてください。
この立場に置かれた方は、驚きと怒り、そして自分を責める気持ちが入り混じることが多いです。
すべてを一度に整理しようとしなくて大丈夫です。まずは、事実関係を落ち着いて確認することから始めてください。
一人で抱えないこと
この立場に置かれると、自分が悪いことをしたのではと考えてしまう方が多いです。
事情が事情なので、まず弁護士に、経緯をそのまま話してみてください。知らなかったことには、意味があります。
周囲の人への確認は慎重に
相手が独身だったかどうかを、周囲の知人に確認したくなることがあります。
聞き方によっては、相手にすぐ伝わってしまうことがあります。誰に、何を、どう聞くかは、事前に整理してから動いてください。
子どもがいる関係だった場合
相手に子どもがいたことも隠されていた、という場合もあります。
この事実は、慰謝料の判断だけでなく、ご自身の今後の気持ちの整理にも大きく関わってきます。
弁護士に相談すること自体に、費用の心配を感じる方も多いです。
初回の相談を無料で受け付けている事務所もあります。まずは費用を聞くところから始めても構いません。
よくあるご質問
独身だと信じていたことは、どうやって示せますか。
やり取りの記録や、周囲にどう紹介されていたかなど、状況をあわせて示すことになります。早い段階で残しておくほど、あとの話し合いで有利になります。
相手の配偶者から直接連絡が来ました。どうすればいいですか。
その場で答えを急がず、まず弁護士に相談してください。発言の内容や約束が、その後の交渉にそのまま影響することがあります。焦って返事をしないことが大切です。
こちらから相手を訴えることはできますか。
既婚であることを隠されていた事情によっては、相手方に対して責任を問える場合があります。経緯を整理したうえで、弁護士にご確認ください。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。