
本人たちは隠せているつもりでも、周りは気づいています。ただ、それを使うのは難しい。
社内の関係について、もう1つ書きます。
本人たちが思っているより、周りは気づいています。その理由と、使い方の難しさを書きます。
なぜ、気づかれるのか
毎日、同じ場所にいるからです。
目が合う回数、話しかける頻度、席の距離、休憩の時間帯。変化は、少しずつですが確実に出ます。
そして、周りは変化を見慣れています。前と違うことに、すぐ気づきます。

気づかれる具体的な点
実際に、次のような点から気づかれます。
- 退勤の時刻が、同じになる
- 休憩や外出のタイミングが重なる
- 二人だけの話題がある
- 周りの前で、逆によそよそしくなる
4番目が、いちばん分かりやすいそうです。不自然に距離を取ると、かえって目立ちます。
噂は、広がるが伝わらない
興味深いのは、噂が広がっても、家族には伝わらないことです。
職場の人は、家庭に連絡しません。関わりたくないからです。ですから、社内では公然の秘密なのに、配偶者だけが知らない、という状態が生まれます。
これが、社内の関係が長く続きやすい理由の1つです。
同僚に聞くという方法
では、同僚に聞けばよいのか。おすすめしません。
理由は2つあります。1つ、聞いた事実が本人に伝わる。2つ、聞いた内容の裏が取れない。
噂として広がっているものには、尾ひれがついています。事実と違うことを前提に動くと、あとで行き詰まります。
調査でも、同じ理由で聞き込みはしません。
人に尋ねた時点で、その人から本人に伝わる経路ができます。地方では、この経路が短いです。
ですから、こちらがやるのは、見て記録することだけです。時間はかかりますが、確実です。
偶然、知らされることもある
一方で、周りから伝わってくることもあります。
心配した誰かが、家族に伝えることがあります。この場合も、いったん落ち着いてください。
知らせてくれた人に、詳しく聞きたくなります。ただ、そこから話が広がると、こちらが動きにくくなります。
聞くのは、いつ、どこで、誰と、という事実だけにとどめてください。
まとめます。
職場の目は、確かに情報を持っています。ただ、それを取りに行くと、こちらの動きが伝わります。
使うとしても、こちらから動かずに入ってきた分だけ。それが、いちばん安全です。
職場に伝わったあとに起きること
仮に職場に伝わった場合、何が起きるかを書いておきます。
多くの場合、どちらかが異動になります。会社としては、社内の秩序を保つ必要があるためです。
そして、異動になるのは、立場の弱いほうです。役職や勤続年数で決まることが多いです。
それが相手方であれば関係は切れやすくなりますが、収入が下がれば慰謝料の回収に影響します。
匿名の通報は、跳ね返ることがある
匿名で職場に伝えるという方法を考える方がおられます。
おすすめしません。誰が伝えたかは、たいてい分かります。そして、伝えた側の行為が問題にされます。
名誉毀損の問題になり得ますし、慰謝料の交渉でも不利に働きます。
どうしても伝える必要があるなら、弁護士を通してください。手続きの一部として行えば、問題になりにくくなります。
職場を、こちらの味方にしない
まとめとして、もう一度書いておきます。
職場は、情報を持っています。ただ、そこに手を伸ばした瞬間、こちらの動きが本人に伝わります。
地方では、この経路が特に短いです。1人に話せば、その日のうちに広がると思っておいてください。
入ってきた情報は使う。こちらからは取りに行かない。この線を守るのが、いちばん安全です。
よくあるご質問
同僚から教えてもらいました。信じていいですか。
事実の部分は参考になります。ただ、噂には尾ひれがつきますので、確認は必要です。
職場に匿名で伝えるのは、どうでしょうか。
おすすめしません。相手方が退職すると、慰謝料の回収が難しくなります。着地点をよく考えてください。
同じ職場に知り合いがいます。聞いてもらえますか。
その方から本人に伝わる可能性があります。そのリスクを分かったうえで、慎重にご判断ください。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。