
ドラマのような分かりやすい兆候は、めったにありません。実際に先に出るのは、生活のリズムの、ごく小さなずれです。
「決定的な証拠を見つけてしまいました」という始まり方は、実はあまりありません。
多くの場合、最初にあるのは、言葉にしづらい違和感です。何かが違う。でも、何が違うのかは説明できない。
ここでは、実際に多く挙がるものを20並べます。数が多いほど疑わしい、という表ではありません。自分の中にあるものを、外に出すための道具だと思ってください。
生活のリズム
- 帰宅が遅い日が、特定の曜日に集中している
- 休日の予定が、直前まで決まらなくなった
- 「急な仕事」が増えた
- 朝、家を出る時間が早くなった
- 寝る時間がずれた
- 伏せて置くようになった
- 風呂やトイレにも持っていく
- 通知を切った、または画面に表示しなくなった
- ロックの番号が変わった
- 充電器を持ち歩くようになった

- 急に服を買うようになった
- 香水を使い始めた、または変えた
- 下着が変わった
- 髪型や体型を気にするようになった
- 平日と休日で、身なりの力の入れ方が逆転した
お金と車
- 理由のはっきりしない出費が増えた
- 現金で払うことが増えた
- 車の走行距離が、話と合わない
- 助手席の位置が変わっている
- 車内が急にきれいになった、または芳香剤が変わった
数の多さでは決まりません
20のうち15個当てはまっても、単に仕事が変わっただけということはあります。逆に、2つしか当てはまらないのに、その2つが決定的だったこともあります。
ですから、いくつ当てはまったかを気にしないでください。大事なのは、頭の中にあったものが、文字になって外に出たことです。
なぜ「地味なところ」に出るのか
理由は単純で、隠している人は、大きなところを隠すからです。
メッセージは消します。予定は言いません。分かりやすい痕跡は残しません。その代わり、連絡の量が増えれば充電器が要りますし、会う日が決まっていれば予定の答え方が変わります。本人が意識していないところに、先にずれが出るのです。
私が調査で見ているのも、実はそこです。決定的な瞬間の前に、生活の形が変わっている。その形をつかむほうが、確実です。
チェックがついたあと
印がついた項目を、そのまま私に送っていただいても構いません。それだけで、状況はだいたい見えます。
そして、次にすることは決まっています。問い詰めないことと、日付をつけて記録することです。この2つだけ守っていただければ、あとはいつでも間に合います。
多く当てはまった方へ
10個以上に印がついた方は、不安が大きくなっていると思います。
ただ、ここで急がないでください。数が多いということは、手がかりも多いということです。それは、こちらにとって有利な状況です。
やることは変わりません。いつからそうなったかを思い出して、日付を入れる。それだけです。
少ししか当てはまらなかった方へ
2つ3つだった方も、それで安心はできないと思います。
数は関係ありません。その2つが、いつから始まったかのほうが大事です。半年前からじわじわ変わったのか、ある月を境に急に変わったのか。急な変化のほうが、理由がはっきりしていることが多いです。
このリストの使い方
印をつけたら、次の3つを書き足してください。
1 いつから。だいたいで構いません。
2 どのくらいの頻度で。毎週なのか、月に数回なのか。
3 自分がどう感じたか。これは記録とは別に、一行だけ。
3番目は証拠にはなりませんが、後で読み返したときに、そのときの自分の状態が分かります。判断が揺れたときの支えになります。
このリストをそのまま印刷して、印をつけたものを持ってきていただいても構いません。話が早くなります。
よくあるご質問
20のうち、いくつ当たれば怪しいと言えますか。
数では決まりません。1つでも、それが急に始まったのなら見ておく価値があります。逆に2つ3つ当たっていても、何年も前からそうなら別の理由です。
チェックが当たったことを、本人に確かめてもいいですか。
おすすめしません。確かめた瞬間から、相手は隠し方を変えます。確かめるより、日付をつけて書き足していくほうが、あとで役に立ちます。
当てはまるものが1つもありません。それでも不安です。
リストに出ないものもあります。不安の中身を言葉にするだけでも整理されますので、そのまま話しにきてくださって構いません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。