
SNSの「いいね」が気になり始めたとき、追いかけすぎないための考え方を書きます。
深夜、スマホの画面を見ながら「このいいねは何だろう」と考え込む。そんな時間が増えた、というご相談があります。
こうしたご相談は、珍しいことではありません。以下は、特定のどなたかの話ではなく、よくある傾向をまとめたものです。
SNSの反応は、目に見える分だけ、気になりやすいものです。ただ、見えているものが多いほど、正しく読めるとは限りません。
なぜSNSは気になりやすいのか
SNSは、いつでもどこでも確認できてしまいます。
確認する行為そのものが手軽なぶん、繰り返しやすく、気持ちの負担も積み重なりやすいという特徴があります。手軽さが、かえって負担を大きくしています。
通知が届くたびに気になって確認してしまう、という方も多くいます。通知をオフにするだけでも、確認の回数を減らせることがあります。
いいねだけでは分からないこと
特定の相手への「いいね」が増えた。それ自体は、関係の深さを示す証拠にはなりません。
知り合いの投稿にまとめて反応する人もいれば、特定の話題にだけ反応する人もいます。癖なのか、特別なのかは、いいねの数だけでは判断できません。
過去にさかのぼって同じような「いいね」がなかったかを確認すると、以前からの癖なのか、最近始まったことなのかが見えてきます。
フォローしている人数が多いほど、反応する投稿の数そのものも自然と増えていきます。

既読・未読にも、同じことが言える
メッセージの既読がつく時間、返信までの早さも、気になり始めると止まらなくなるものです。
忙しい、電波が悪い、気づかなかった。理由はいくらでも考えられるので、既読の時間だけを根拠にしないでください。
仕事中は通知を見ない設定にしている方も増えています。既読がつかない理由は、一つに絞れないことがほとんどです。
相手のSNSを装って確認するのは避ける
鍵をかけたアカウントの中身を、別のアカウントを作って確認しようとする方もいます。
相手に気づかれるリスクがあるだけでなく、やり取りの内容によっては、法律に触れる可能性もあります。おすすめしません。
解釈は、人によって割れる
同じ投稿を見せても、「これは怪しい」と「これは普通」で意見が分かれることがあります。
SNS上のやり取りは、文脈が省略されているため、受け取る側の状態によって見え方が変わります。不安なときほど、悪い方に読みやすくなります。
第三者に見てもらうと、自分では気づかなかった見方に気づくことがあります。信頼できる人に、一度見せてみるのも一つの方法です。
追いかけすぎることの負担
過去の投稿までさかのぼって確認する。フォロー、フォロワーの変化を毎日追う。

これを続けると、答えの出ない確認に多くの時間を使うことになります。気持ちがすり減るわりに、確かなことは増えません。
眠る時間を削ってまで確認を続けている、というご相談も少なくありません。まずは、確認する時間を決めて区切ることをおすすめします。
確認する時間を1日1回と決めておくだけでも、気持ちの負担はずいぶん軽くなります。ルールを自分で決めておくことが、歯止めになります。
友人に「最近どう思う」と何度も相談することも、悪いことではありませんが、聞かれた側の負担になっていないか、時々振り返ってみてください。
オンラインより、行動を見る
SNS上の痕跡より、実際の行動のほうが、確認できる材料としては確かです。
連絡の頻度そのものより、その後の外出や帰宅時間に変化があるかどうかを見てください。行動には、隠しにくい部分があります。
SNS上の変化に気づいたら、その時期の外出や帰宅時間もあわせてメモしておいてください。オンラインとオフラインの記録を重ねると、見えてくるものがあります。
気になる投稿を見つけても、すぐに問い詰めず、まず記録として残しておくことをおすすめします。
よくあるご質問
SNSのやり取りは証拠になりますか。
文脈次第です。日時や内容がはっきり分かるものであれば、行動の記録など他の材料と合わせて役立つことがあります。日時や場所が具体的に分かるものほど、材料として役立ちます。判断が難しければご相談ください。ご確認ください。
相手のSNSを見張り続けたほうがいいですか。
おすすめしません。気持ちの負担が大きいわりに、確かな情報は増えにくいです。確認する時間を決めておくとよいです。確認する時間を1日1回など、あらかじめ決めておくとよいです。無理のない範囲にとどめてください。
SNSの記録だけで調査を依頼できますか。
ご相談は可能です。ただ行動の記録もあわせて伺えると、調査の計画がより立てやすくなります。外出や帰宅時間の記録もあわせてお持ちいただくと助かります。まずはお気軽にご連絡ください。お待ちしております。どうぞ。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。