
自分で尾行してみた、という方から伺う難しさを、具体的に書きます。素人の尾行には、見えにくい危険もあります。
「自分で尾行してみました」。そう話してくださる方が、ときどきいらっしゃいます。
一般論として書いていますので、特定のどなたかの体験をそのまま記したものではありません。
行動力には、頭が下がります。ただ、実際にやってみて難しさを感じた、という声がほとんどです。今日は、その難しさを具体的に書きます。
車間を保つことの難しさ
尾行というと、距離を空けて追いかけるだけのように見えますが、実際は信号のタイミングひとつで見失います。
前の車が黄色信号で通過し、自分は止まる。それだけで、その日の調査が終わってしまいます。
複数の交差点を経て目的地に着くまでに、信号は何度も訪れます。一度でも間に合わなければ、そこで一日分の労力が無駄になってしまいます。

気づかれるリスク
知っている車、知っている顔で近づくと、当然ながら気づかれやすくなります。
一度気づかれると、その後は警戒され、行動そのものが変わってしまいます。確かめたいことが、確かめられなくなってしまいます。
車種や色を覚えられてしまうと、次からは離れた場所に停めるなど、相手側が対策を取るようになることもあります。
運転と確認、両方はできない
見落とされがちですが、運転しながらスマホで写真を撮る、メモを取るという行為は、それ自体が危険です。
事故を起こしてしまえば、調査どころではなくなります。安全を優先してください。複数人で役割を分ける、というだけでも安全性は変わってきます。
それでも、自分で気づいたことには意味がある
自分で尾行してみて、行き先や時間帯について気づいたことがあれば、それは無駄にはなりません。
その情報をもとに、効率よく調査を組み立てられることがあります。「いつも同じ曜日」「いつも同じ時間帯に出発する」といった気づきは、ぜひ教えてください。
一度きりの尾行では分からなかったことも、複数回の記録を積み重ねると傾向として見えてくることがあります。ご自身の気づきと、専門的な記録を組み合わせるのが、いちばん効率のいい進め方です。
夜間や早朝など、時間帯によっては視界が悪く、余計に難易度が上がります。無理に一人で続けようとせず、状況によっては早めに切り上げる判断も必要です。
尾行に慣れていないことで、逆に不自然な動きをしてしまい、周囲から不審に思われることもあります。
ご自身の安全を最優先に考えてください。確認したい気持ちより、まず無理をしないことを大事にしてください。
尾行の際に不審に思われると、周囲から警察に通報されてしまうこともあります。第三者から見れば、事情を知らない限り、不審な行動にしか見えません。
自分の車を使って追いかける場合、駐車違反や交通違反のリスクも考えておく必要があります。焦った運転は、事故だけでなく違反にもつながります。
相手の行動範囲や生活パターンについて、家族として知っている情報も、調査を組み立てるうえで役立ちます。ご存じの範囲を、遠慮なく教えてください。
尾行を試みた結果、かえって相手に警戒心を持たせてしまい、その後の調査が難しくなるケースもあります。
ご家族の中には、良かれと思って一緒に確認しようとする方もいますが、人数が増えるほど気づかれるリスクも高まります。
まずは行動せず、気になっていることを言葉にして相談するところから始めても構いません。
自分で動きたくなる気持ちは、それだけ状況を早くはっきりさせたいという表れでもあります。その気持ちを、専門の技術と組み合わせることを考えてみてください。
難しさを実感したことも、次の判断に生きる経験のひとつです。ご自身を責めないでください。
気になることがあれば、いつでもお話をお聞かせください。
よくあるご質問
自分で集めた情報は、調査に役立ちますか。
役立ちます。曜日や時間の傾向が分かっていると、調査の日数を絞りやすくなります。
一度気づかれてしまった場合、調査は難しくなりますか。
難しくなる面はありますが、時間を置く、方法を変えるなどで対応できることもあります。まずご相談ください。
自分で尾行した記録を証拠として使えますか。
参考にはなりますが、それだけで十分な証拠になるとは限りません。専門的な記録とあわせて考えることをおすすめします。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。