
調査のあと、別れずに続けると決める方もいます。続いた形に共通していることを、一般的な傾向として書きます。
調査が終わったあと、別れずに続けると決める方がいます。珍しいことではありません。ここ数年は、離婚ではなく関係を続ける選択をされる方が、決して少なくないという印象を持っています。
今日は、続いた形に共通していることを、一般的な傾向として書きます。特定のどなたかの話ではなく、これまでのご相談から見えてきた、よくある形として読んでいただければと思います。
謝罪の中身を見る
「ごめん」という言葉だけでは、続くかどうかは分かりません。何に対して謝っているのか、いつから、何回あったのか。具体的に話せているかどうかが、最初の分かれ目になります。
ここをあいまいにしたまま日常に戻ると、同じ問いが何度も蒸し返されます。数か月経ってから、「結局、あの時何があったのか」と聞き直したくなる場面は、珍しくありません。
一度きちんと言葉にする時間を取ることは、気まずくても、そのあとの時間を楽にします。先送りにするほど、話しにくさは増していくものです。

条件を、言葉にできているか
続けると決めた時、条件を話し合ったかどうかも大きいです。連絡の取り方、相手方とどう距離を置くか。言わなくても分かるだろう、では続きません。
細かいようですが、ここを飛ばした方から、後になって同じ相談をいただくことがあります。「もう関わっていないと思っていた」という食い違いが、いちばん多い形です。
条件は、口約束だけでなく、紙に書いて残しておくくらいが、ちょうどいいと感じます。あとで見返せる形にしておくと、記憶違いによる衝突も減ります。
時間が解決するとは限らない
時間が経てば忘れる、というものでもありません。思い出す日と、思い出さない日が、しばらく交互に来ます。それ自体は、うまくいっていないサインではありません。
記念日や、当時よく行っていた場所の近くを通った時など、きっかけは思わぬところにあります。そのたびに責めるのではなく、話す時間を持てるかどうかが分かれ目になります。

続かなかった時に、多かったこと
反対のパターンも、参考までに書いておきます。謝罪が「もう気にしないで」の一言で終わっていた場合、しばらくして同じことが起きたというご相談を、あらためていただくことがあります。
謝ることと、変わることは別だと、ここであらためて感じます。行動が変わったかどうかを、時間をかけて見ていく必要があります。言葉の重さと、行動の重さは、必ずしも一致しません。
第三者を間に置けるか
直接ぶつかると、同じ話が堂々巡りになりがちです。カウンセラーや弁護士など、間に立つ人を使えるかどうかも、続いた形に多いことです。
感情がぶつかる場面ほど、第三者がいるだけで言葉の選び方が変わってきます。冷静な言葉に置き換える時間を持てるかどうかが、積み重なって大きな差になります。
こちらにできること
調べることが仕事ですので、続けるかどうかの決断そのものには関わりません。ただ、事実がはっきりしていることは、話し合いの土台になります。
あいまいなまま話すよりは、進めやすくなります。続けると決めても、資料は残しておいて構いません。
何かの折に見返す必要が出たとき、手元にあるという事実そのものが、安心につながることもあります。使わないまま終わるのが、いちばん良い形です。
きっかけを、記録しておく
思い出した日や、心が揺れた出来事は、簡単にメモしておくことをおすすめしています。感情が動いた瞬間ほど、あとで振り返ると大事な手がかりになります。
いつ、何が引き金だったかが分かってくると、お互いに次への備え方が見えてきます。記録は誰かに見せるためではなく、自分の気持ちを整理するためのものです。
よくあるご質問
続けると決めたら、報告書は不要になりますか。
不要になる方も多いです。ただ、しばらくは保管をおすすめしています。使わずに済むままであることが、いちばんです。お子さまの進学など、後年になって必要になる場面も、まれにあります。
相手方に念書を書かせることはできますか。
書面の作成自体はできます。ただ、内容や効力をどう持たせるかについては、弁護士にご相談いただくのが確実です。自己流の書面は、あとで無効とされることもあります。
続けると決めた後、また調べたくなったら頼めますか。
もちろんお受けします。前回の記録が残っていれば、変わったところとそうでないところを比べながら見ていくこともできます。ご連絡はいつでも構いません。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。