
離婚を決めたあと、親や親族にどこまで、いつ伝えるか。順番を決めておくと、混乱が少なくなります。
離婚を決めたあと、次に悩まれるのが「誰に、いつ伝えるか」です。
調査や証拠の話より、ここで足が止まる方が少なくありません。この記事では、伝える範囲と順番の決め方について書きます。
誰に、どこまで伝えるか
伝える相手は、必ずしも同じ内容でなくて構いません。
自分の親には詳しく話すけれど、兄弟には概要だけ、親戚には落ち着いてからでいい。相手ごとに、伝える範囲を変えても問題はありません。
誰にどこまで話すかを、あらかじめ紙に書き出しておくと、いざというときに迷わずに済みます。
伝える順番を決める
順番も、あらかじめ決めておくと気持ちが楽になります。
一般的には、自分の親、次に配偶者側の親、それから兄弟姉妹という順で伝える方が多いです。誰かから伝わる前に、自分の言葉で伝える。これができると、あとの混乱が少なくなります。

噂として先に伝わってしまうと、事実と違う形で広まることがあります。時間がかかっても、自分の口から伝える順番を守ることをお勧めします。
事実だけを伝える
伝えるときは、経緯のすべてを話す必要はありません。
「話し合って、離婚することにした」という事実と、今後の生活で協力してほしいことを伝えれば十分です。相手の悪い部分を並べ立てる必要はありません。
感情的な部分は、親しい友人や専門家に預けて、家族には要点だけを渡す。この分け方が、後々の関係を保ちやすくします。
味方を増やそうとしない
親族を味方につけたい気持ちが出てくることがあります。
気持ちは分かりますが、親族間の対立が広がると、収まりどころがなくなります。特に子どもがいる場合、双方の親族が対立したままだと、行事のたびに気をつかう状況が続きます。
味方を増やすことよりも、これから先も付き合いが続く相手との関係を、どう保つかを優先して考えたほうが、長い目で見て楽になります。
子どもがいる場合
子どもから見た祖父母への伝え方は、特に慎重に考えてください。
祖父母が動揺して、子どもの前で相手を責める言葉を出してしまうことがあります。先に「子どもの前では言わないでほしい」と、はっきり伝えておくと安心です。
再婚や新しい生活を伝える時期
離婚の報告と、新しい生活の話は、分けて考えてください。
離婚したばかりの時期に、次の生活の話まで一度に伝えると、親族の受け止めが追いつかないことがあります。まずは離婚の事実だけを伝え、新しい生活のことは、落ち着いてから改めて話す。この間の取り方が、後々の関係を左右します。
特に子どもに関わる話(転校や姓の変更など)は、決まった段階で早めに伝えたほうが、混乱が少なくて済みます。
親から資金的な援助を受ける場合
離婚をきっかけに、実家に一時的に身を寄せる方や、援助を受ける方もいます。
援助を受けること自体は、恥ずかしいことではありません。ただ、援助と引き換えに、生活への口出しが増えることもあります。あらかじめ、どこまで頼るかを自分の中で決めておくと、あとで窮屈さを感じにくくなります。
援助を受けた場合は、後々のためにも、金額や趣旨を簡単にメモしておくことをお勧めします。贈与か貸し付けかで、扱いが変わることがあるためです。
伝えたあとに、距離ができることもある
伝えた相手によっては、それまでと違う距離感になることがあります。
心配のあまり、頻繁に連絡してくる場合もあれば、逆に何も言ってこなくなる場合もあります。どちらの反応も、相手なりの受け止め方の表れです。すぐに元通りの関係を求めず、時間をかけて戻していく気持ちでいてください。
距離ができたことを、自分の伝え方が悪かったからだと考えすぎないでください。伝え方に正解はありません。ご自身が納得できる形を選んでいただければ、それで十分です。
よくあるご質問
親に反対されたら、どうすればいいですか。
反対されても、決めるのはご自身です。理由を丁寧に伝えつつ、時間をかけて理解してもらう形で構いません。
相手の親には、こちらから伝えるべきですか。
状況によります。弁護士が入っている場合は、弁護士を通じて伝える方法もあります。
子どもには、いつ伝えればいいですか。
年齢や性格によって適切な時期が変わります。児童心理の専門家に相談しながら決める方も多いです。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。