
批判のためではなく、選ぶときの材料にしていただくために、正直に書きます。
「他の探偵事務所のことを、どう思っていますか」。時どきいただく質問です。
正直に書きます。批判のためではなく、これから選ぶ方にとっての材料にしていただくためです。同業の仕事ぶりを、悪く言うつもりはありません。
同業者の名前を挙げて比較することはしませんが、業界としての傾向であれば、参考としてお話しできることがあります。
この仕事を長く続けていると、他の事務所の噂も、自然と耳に入ってきます。良い話も、そうでない話もあります。
ほとんどは、まじめにやっている
まず前提として、多くの事業者は、まじめに調査をしています。一部の困った事例だけを見て、業界全体を判断しないでいただきたいです。長く続けている事務所ほど、丁寧な対応を心がけている印象があります。
その上で、気になる部分もあります。ここから先は、選ぶときの参考として読んでください。批判というより、見分け方の話だと捉えていただければと思います。
派手な宣伝よりも、日々の対応の丁寧さで選ばれている事業者のほうが、結果として長く続いている印象があります。看板の大きさと、調査の質が比例するとは限りません。
気になるのは、説明の仕方
一番気になるのは、契約前の説明の仕方です。ここに、事業者ごとの姿勢が最もよく表れます。
成功率や解決件数を数字で示す事業者を、見かけることがあります。調査の結果は、対象者の行動次第です。事前に数字で約束できるものではありません。断定する言い方には、慎重になったほうがいいです。
「必ず見つかります」というような言葉も、同じ理由で気になります。結果を保証できる調査は、そもそも存在しないはずです。
説明が丁寧かどうかは、質問への答え方にも表れます。曖昧な返事が続くようであれば、契約を急がず、一度持ち帰ることをおすすめします。
契約書の文言が分かりにくい事業者も、時どき見かけます。専門用語をかみ砕いて説明してくれるかどうかも、選ぶときの一つの目安になります。
見積もりの根拠を尋ねたときに、はっきり答えられるかどうかも見ておいてください。答えに詰まるようであれば、内訳そのものがあいまいな可能性があります。

価格の見せ方にも差がある
見積もりの出し方にも、差があります。
総額を先に見せず、調査が進むにつれて追加費用が続く組み方をする事業者もいるようです。あとから聞いていた金額と違う、という相談を受けることがあります。
悪いことばかりではありません。単価が高くても、内容と説明が丁寧な事業者もいます。安いか高いかより、説明と実際の請求が一致しているかどうかを見てください。
見積もりの段階で、追加費用が発生する条件まで説明してくれるかどうかも、確認しておくといい点です。
同業者同士でも、話す機会は少ない
意外に思われるかもしれませんが、同業者同士で情報交換をする機会は、あまり多くありません。それぞれが個別に依頼を請けて動いているためです。
だからこそ、外から見た印象や噂だけで判断せず、実際の見積もりと説明を、ご自身で確かめていただきたいです。同業者の評判は、あくまで参考程度にとどめてください。
業界団体のようなものはありますが、日々の仕事のやり方まで共有する場ではありません。事務所ごとに、方針も体制もそれぞれ違っています。
選ぶときに見ていただきたいこと
まとめると、次の点です。
・数字を断定していないか
・見積もりの総額が先に示されるか
・報告書の見本を見せてもらえるか
この3つがそろっていれば、大きく外れることは少ないです。逆に、どれか一つでも欠けていたら、理由をたずねてみてください。答え方にも、事業者の姿勢が表れます。
よくあるご質問
同業他社の悪い噂を聞きました。本当でしょうか。
噂だけでは判断できません。気になる事業者があれば、実際に見積もりを取り、説明の仕方を直接確かめることをおすすめします。
安い事業者は、避けたほうがいいですか。
価格だけでは判断できません。単価の内訳と、報告書の内容、そして契約書の条項まで、あわせて確認してから決めてください。
他社に断られた相談でも受けてもらえますか。
内容によります。断られた事情をお聞きした上で、私のところでお受けできるかどうかを、正直にお伝えします。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。