
報告書を受け取ったあと、「もう一度調べたい」と思う方がいます。追加する前に、何が足りないのかを分けて考えます。
調査が終わり、報告書を受け取ったあとに、「もう少し調べたい」というご相談をいただくことがあります。ここで大事なのは、何が足りないのかを分けて考えることです。
足りないのは、回数か内容か
足りないと感じる理由は、大きく2つに分かれます。1つは「日数が少なくて、決定的な場面が撮れなかった」。もう1つは「撮れたけれど、証拠として弱い」。
この2つは、対応の仕方が違います。同じ調査をもう一度繰り返しても、解決しないことがあります。
対象者の行動パターンがまだ読めていない段階であれば、日数を増やすことで見えてくることがあります。この場合は、追加調査が有効です。

内容が足りない場合
一方、撮れてはいるが決め手に欠ける場合は、日数ではなく調査の方法を変える必要があります。時間帯を変える、場所を変える、といった工夫です。
同じやり方を繰り返しても、同じ結果になりやすいです。前回の報告書を一緒に見返し、何が不足していたかを具体的に確認してから、次の計画を立てます。
前回の調査員を変えるかどうか
内容が足りなかった場合、調査員や調査の方法そのものを見直すこともあります。同じ人が続けたほうがいい場合と、視点を変えたほうがいい場合があります。
どちらが良いかは、前回の記録を見ないと判断できません。報告書を持って、一度相談にお越しください。
そもそも、何のために証拠が必要なのかを、もう一度確認します。離婚を進めるためか、慰謝料の請求のためか。目的によって、必要な証拠の重さが変わります。

証拠の重ね方という考え方
1回の決定的な場面だけでなく、複数回の記録を積み重ねることで、証拠としての説得力が増すことがあります。1回で終わらせようとせず、重ねる視点も持ってください。
弁護士に相談する際も、1枚の写真より、日付の違う複数の記録がある方が、状況を説明しやすくなります。
追加調査は、最初の調査よりも狙いが絞られている分、日数は短くなることが多いです。ただし、対象者が警戒を強めている場合は、逆に慎重な進め方が必要になります。
追加調査を急がないという判断
感情的になっている状態で、すぐに追加を決めるのはおすすめしません。一度、時間を置いてから、本当に必要かどうかを考え直してみてください。
数日経っても必要だと感じるなら、その時にあらためてご相談ください。落ち着いた状態での判断のほうが、後悔が少なくなります。
証拠が弱いと言われたときの受け止め方
弁護士から「証拠として弱い」と言われると、落ち込んでしまう方もいます。弱いというのは、今の材料では、という意味であって、調査そのものが無駄だったわけではありません。
そこからどう補うかを一緒に考えることが、次の一歩になります。
足りない部分が具体的に分かれば、次の調査で狙う場面もはっきりします。前の調査があったからこそ、次の精度が上がるという面もあります。
記録の見せ方を工夫する
同じ内容でも、まとめ方によって伝わりやすさは変わります。時系列に沿って整理し直すだけで、弁護士にも状況が伝わりやすくなることがあります。
追加調査をするかどうかの前に、まず今ある記録の整理から始めるという選択肢もあります。
弁護士に相談する前に、こちらで記録を整理してお渡しすることもできます。読みやすい形に整えるだけでも、次の判断がしやすくなります。
整理された記録があると、弁護士との相談時間も短く済み、結果的に費用の節約にもつながります。
費用と、得られるものを比べて、追加しないという判断も十分にあります。今ある報告書で、次の段階に進めるかどうかを、まず確認してください。弁護士に相談すれば、今の材料で足りるかどうかの見立てがもらえます。
よくあるご質問
追加調査は、前回より費用が安くなりますか。
単価は変わりません。ただし、狙う場面が絞れている分、日数が短く済むことはあります。まずは前回の記録を見せてください。
前回と同じ調査員にお願いできますか。
ご希望があれば調整します。状況を知っている調査員が続けるほうが、進めやすい場合もありますが、視点を変えたほうがいい場合もあります。
追加すべきかどうか、相談だけでもできますか。
できます。報告書を見せていただき、目的と照らし合わせて、追加が必要かどうかを一緒に確認します。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。