
食事がのどを通らなくなったときに、無理をしなくていいことを書きます。
気になることが頭から離れず、食事がのどを通らなくなる。ご相談に来られる方の多くが、一度はこの状態を経験しています。珍しいことでも、特別なことでもありません。
無理に食べなくていい
「ちゃんと食べないと」と、周りから言われることがあると思います。ただ、今は無理に量を食べなくても構いません。
食べられる分だけ、食べられるものを口にする。それで十分です。自分を責める材料を、これ以上増やす必要はありません。誰かと比べる必要も、まったくありません。
ゼリーやスープなど、噛まずに済むものから始める方もいます。量よりも、少しでも口に入れられたことを、まず認めてあげてください。今日できたことに、少しだけ目を向けてみてください。

眠れないことも一緒に起きやすい
食欲の低下と、睡眠の乱れは、多くの場合セットで起こります。どちらか一方だけを直そうとしても、うまくいかないことがあります。
夜中に目が覚めて、そのまま考え込んでしまう。そういう夜が続くようであれば、無理に一人で抱え込まないでください。眠れない時間を、無理に埋めようとしなくても大丈夫です。
考え込む時間そのものをなくすことは難しくても、横になっているだけで体は少し休まります。眠れないことを、あまり気に病まないでください。
優先すべきは水分と睡眠
食欲が落ちているときほど、水分だけは意識してとってください。脱水は、思考をさらに不安定にします。一口ずつでもいいので、こまめに口にする習慣をつけてみてください。
睡眠も同じです。眠れない夜が続くようなら、無理に予定を詰め込まず、横になる時間だけでも確保してください。
カフェインの多い飲み物は、かえって眠りを浅くすることがあります。白湯やお茶など、体を落ち着かせるものを選んでみてください。

長引くようなら、体の専門家に
数日で戻る場合もあれば、数週間、体重の減少が続く場合もあります。後者であれば、心療内科や内科など、体の専門家に相談する時期です。
私にできるのは事実を確かめることで、体調そのものを治すことはできません。ここは、はっきり分けて考えていただきたい部分です。体を治すことと、状況を確かめることは、別々に進めて構いません。
仕事や家事に無理に戻らなくていい
食欲が落ちるほどの状態で、いつも通りに仕事や家事をこなそうとすると、負担がさらに重なります。できることだけをして、できないことは後回しにして構いません。
休みが取れる状況であれば、短い期間でも心身を休める時間を作ることをおすすめします。無理を重ねても、良い判断にはつながりません。
職場に事情のすべてを話す必要はありません。体調不良として、必要な範囲だけ伝えれば十分です。詳しい事情を話すかどうかは、ご自身のタイミングで決めてください。急いで説明する必要は、どこにもありません。ゆっくりで大丈夫です。
周りの人にできること
家族や友人からは、「何か食べたら」より、「一緒にいるよ」という声かけのほうが、負担が少ないことがあります。解決を急がせない関わり方が助けになります。
無理に理由を聞き出そうとせず、そばにいるだけでも、支えになる場面は多くあります。何も言わずに一緒に時間を過ごすだけで、十分に伝わるものがあります。
調べるかどうかは、あとで決めていい
食べられないほどの状態で、大きな決断を急ぐ必要はありません。調査に進むかどうかは、体調が落ち着いてからでも遅くありません。
話を聞くだけのご相談も、もちろんお受けしています。決めるための材料が欲しいだけ、という段階で構いません。
よくあるご質問
食べられないことを、家族に相談すべきですか。
話せる相手がいるなら、伝えておいたほうが安心です。無理に一人で抱える必要はありません。誰かに話すだけでも、少し楽になることがあります。
相談だけでも受けてもらえますか。
もちろんです。調査をするかどうかを決めていない段階でのご相談も、たくさんいただいています。無理に話を進めることはありません。
体調が戻ってからでも調査は間に合いますか。
多くの場合、間に合います。記録が必要な場合は、日付や状況だけメモしておいていただければ、それで十分です。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。