
確かめたい気持ちと、知りたくない気持ちが、同時にあって構いません。どちらかに決める必要はありません。
「知りたいような、知りたくないような」。ご相談の電話で、よくそう言われます。
こうした揺れは、浮気に限らず、大きな決断を前にした人によく見られる反応です。
矛盾しているようで、矛盾していません。その二つの気持ちは、同時にあって当たり前です。どちらかに決めてから相談してください、ということはありません。
どちらも本当の気持ち
確かめたい気持ちは、はっきりしたい、この状態から抜け出したいという願いです。知りたくない気持ちは、今の生活や関係を守りたいという願いです。
方向は逆に見えて、どちらも同じくらい大切な気持ちです。片方を否定する必要はありません。
確かめたい気持ちが強くなる日もあれば、知りたくない気持ちが強くなる日もあります。日によって比重が変わるのも、自然なことです。
揺れること自体は、おかしくない
気持ちが日によって変わると、自分は優柔不断なのだろうかと、責めてしまう方がいます。ですが、大きな決断を前にして気持ちが揺れるのは、多くの方に共通することです。
揺れを止めようとするより、揺れたままで少しずつ考えを進めるほうが、現実的です。一度で決めなくても、何度でも考え直して構いません。
迷ったまま相談してもいい
「気持ちが決まってから」と、相談を先延ばしにする方がいます。ですが、迷いながら相談されて構いません。
むしろ、迷いを整理するために相談するのだと考えています。調査を依頼するかどうかは、相談したあとで決めていただければ十分です。
相談の場では、こうしてほしい、という結論を急かすことはありません。話すことで、ご自身の気持ちが整理されていく方も多いです。

相談は、答えを出す場所とは限らない
ご相談は、必ず調査に進むための場ではありません。今の状況を言葉にして、誰かに聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなることがあります。
話した内容から、調査するかどうかを判断するのは、あくまでご自身です。私の側から、こうすべきだと決めつけることはありません。
一度相談したからといって、その後の対応を急かされることもありません。時間を置いてから、また改めて連絡をいただく方も少なくありません。
知ることと、失うもの
確かめれば、はっきりします。ただ、はっきりすることで、失うものもあります。「知らなければ続けられた日常」は、知ったあとには戻ってきません。
これは、どちらが正しいという話ではありません。ご自身が、どちらを選んでも生きていける方を選ぶための材料が、事実だと考えています。
一方で、知らないままでいることにも、代償はあります。心のどこかで、ずっと気になり続けるという形の負担です。どちらの道にも、得るものと失うものがあります。
迷ったままでも、残せる3行
迷っている間にも、記録だけは残しておくことをおすすめしています。
「9月1日(火)夜 連絡が急に減ったと感じた」
「9月5日(土)午後 出かける前に鏡の前が長くなった」
「9月9日(水)朝 スマホを持って洗面所に入るようになった」
感じたことではなく、見えたことだけを書きます。あとで気持ちが決まったときに、この記録が役に立ちます。
記録は、確かめるための道具ではなく、あとで振り返るための道具です。急いで結論を出すために使う必要はありません。
お話しできること、お受けできないこと
この段階では、調査に進むかどうかより、ご自身の気持ちを整理するお手伝いのほうが中心になることもあります。
この段階で私にお願いいただけるのは、お話を伺うことと、選べる道をいくつかお示しすることです。
「通話記録や口座だけ、こっそり見てもらえませんか」と聞かれることがありますが、これはお受けできません。本人の同意なく中身を確認する行為は、私たちにも認められていません。
知りたい気持ちの入り口として、そこから頼りたくなるのは自然なことです。ただ、確かめるための方法は、法律の枠の中で選ぶ必要があります。
よくあるご質問
気持ちが決まっていなくても相談できますか。
できます。迷ったままで大丈夫です。お話を伺ったうえで、調査に進むかどうかはあとでゆっくり決めていただければと思います。急かすことはありません。
知らないままでいる、という選択もできますか。
できます。相談だけをして、そのまま調査には進まないという選択も、実際に少なくありません。どちらを選んでも間違いではありません。
相談したことが、相手に伝わってしまうことはありますか。
ありません。ご本人の意思なく、相談された事実やその内容をほかの方にお伝えすることはありませんので、安心してお話しください。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。