
「自分に原因があったのかもしれない」。そう思う方は少なくありません。でも、それは事実とは限りません。
相談の中で、よく出てくる言葉があります。「私にも原因があったのかもしれません」。ご自身を責める言葉から始まる方は、少なくありません。
責める癖は、どこから来るのか
家事が足りなかったのか。話を聞けていなかったのか。理由を、自分の中に探そうとします。
理由が分かれば、次にどうすればいいか分かる。そう考えるのは、自然なことです。ただ、原因を自分の中だけに探すのは、正確ではないことが多いです。
相手の選択は、相手のもの
浮気をするかどうかは、最終的には相手が選んだことです。夫婦関係に課題があったとしても、それとは別の話です。
関係に課題があっても、話し合う、距離を置く、別れる。ほかの選び方もあったはずです。その中から、隠れて関係を持つという方法を選んだのは、相手です。

比べても答えは出ない
「もっと話を聞いていれば」「もっと構っていれば」。過去の自分と、今の状況を比べて、答えを探そうとする方がいます。
比べても、過去には戻れません。今できることは、これから先の選び方を考えることだけです。過去の自分を採点することに、時間を使わなくていいと思います。
自分を責め続けると、体力を消耗します。夜眠れない、食欲が落ちる。こうした状態のまま、大事な判断はしないほうがいいです。
離婚するか、続けるか。相手方に何かを求めるか。これらの判断は、体力と気力が戻ってからでも遅くありません。
責めることと、振り返ることは違う
振り返ること自体は、悪いことではありません。今後の関係の築き方を考えるうえで、役に立つこともあります。
ただ、振り返りが「自分が悪い」という結論ありきになっていないか、時々確かめてみてください。振り返りと、自分を責めることは、似ているようで違うものです。
相手の裏切りと、自分の価値は別
「自分に魅力がなかったのかもしれない」と考える方もいます。相手が誰かを選んだことと、あなたに価値があるかどうかは、まったく別の話です。
魅力があってもなくても、誠実であるかどうかとは関係がありません。誠実さは、その人自身の姿勢の問題です。
責める気持ちが行動に出るとき
自分を責める気持ちが強くなると、必要以上に相手に謝ったり、機嫌をうかがったりする行動に出てしまうことがあります。責任の所在を、もう一度冷静に考え直してみてください。
謝る必要があるとすれば、それはあなたの落ち度ではなく、関係の中でお互いに直すべき部分についてだけです。
自分を差し出すような形で関係を保とうとすると、あとになってさらにつらくなることがあります。対等な関係を、少しずつ取り戻すことを考えてみてください。
同じような経験をした方は、想像している以上に多くいます。一人だけがつらい思いをしているわけではありません。
顔の見えない誰かの存在を知るだけでも、少し気持ちが軽くなることがあります。無理に前向きになろうとしなくても大丈夫です。
時間をかけていい
気持ちの整理には、時間がかかります。すぐに答えを出さなければいけない、というルールはありません。
離婚するかどうか、関係を続けるかどうか。急いで決めた結論より、時間をかけて出した結論のほうが、あとになって納得しやすいことが多いです。焦らず、今の気持ちのペースで進めていただければと思います。
話す相手を持つこと
一人で抱えていると、責める気持ちだけが膨らみやすくなります。信頼できる人に話す、専門の窓口に相談する。話すことで、気持ちの置き場所ができます。
私のところでも、調査の依頼がなくても、状況を整理するための相談だけをお受けすることがあります。話すだけで、契約に進まなくて構いません。
よくあるご質問
相談だけでも受けてもらえますか。
お受けしています。調査をするかどうか決まっていない段階でも、状況を整理するためだけにお話しいただけます。契約を急かすことはありません。
自分を責める気持ちは、いつか消えますか。
時間とともに軽くなる方が多いです。ただ、無理に消そうとせず、今の気持ちのままで相談していただいて構いません。
カウンセラーに相談したほうがいいですか。
気持ちの整理という点では、カウンセラーが専門です。調査や法的な手続きが必要になれば、その段階でこちらや弁護士におつなぎできます。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。