
調査の前提をどこまで話していただけるかで、結果は変わります。よくある行き違いを書きます。
調査の依頼で、いちばん影響が大きいのは、実は道具でも人数でもありません。最初にどこまで話していただけるか、です。
今日は、よくある行き違いの形を、一般的な例として書きます。特定のどなたかの話ではありません。
前提が変わると、動き方も変わる
「以前にも一度、問い詰めたことがある」。この一言があるかどうかで、動き方が変わります。一度気づかれている相手は、警戒の仕方が違います。
同じやり方では、同じ結果になりません。警戒されている相手には、間を空ける、動く時間帯を変えるなど、通常より慎重な組み立てが必要になります。

話しにくい事情ほど、大事な情報
過去に探偵に依頼したことがある。相手にすでに探られている自覚がある。こうした事情は、話しにくいものです。
恥ずかしいから、責められそうだから。理由はさまざまですが、伏せたまま進めると、調査の組み立てが的外れになります。事情を隠す必要はありません。
こちらは、事情を聞いて責める立場ではなく、事情に合わせて動き方を決める立場です。話しにくいことほど、実は組み立てに直結します。
伏せられたまま進んだ調査
よくあるのは、こういう形です。事前に一度気づかれていたことを伏せたまま調査を始め、対象者がすでに警戒していたために、思うような記録が取れない。
あとから事情を伺い、初めて理由が分かる、という流れです。責めているのではありません。話しにくいのは、当然のことです。
ただ、分かっていれば違う組み立てにできた、ということは実際にあります。伝えるタイミングは、初回相談の時がいちばん望ましいです。
聞かれたことには、答えてほしい
こちらから細かく質問するのは、興味本位ではありません。組み立てを決めるために必要だから、聞いています。
答えにくい質問には、「言いたくない」とだけ伝えていただいても構いません。無理に聞き出すことはしません。ただ、伝えていただいた範囲でしか、組み立てられないことはご理解ください。
前提をそろえるための工夫
初回のご相談では、時系列を一緒に整理する時間を取っています。いつ、何に気づいたか。誰かに話したか。
紙に書き出しながら伺うと、抜けている情報に気づきやすくなります。書き出す作業自体が、ご自身の記憶を整理する時間にもなっています。
何を隠しているか、ではなく何を知りたいか
質問の意図を誤解されることがあります。詮索したいのではなく、組み立てに要る情報がほしいだけです。
プライベートな内容ほど、聞かれることに身構えてしまうのは自然なことです。それでも、関係する範囲だけはお話しいただけると助かります。
契約後に前提が変わった場合
調査の途中で、新しい事情を思い出す、あるいは状況が変わることもあります。
そのときは、遠慮なくお知らせください。組み立てを途中で見直せるかどうかが、調査の質に直結します。言い出しにくいと感じても、早いほうが調整しやすいです。
前提を話したことで、依頼者側が不利になることはありません。
話していただいた内容は、調査の外に漏れることはありません。安心して伝えていただいて大丈夫です。
同居しているご家族の生活時間や、ペットの有無なども、実は調査の組み立てに関わります。
些細に思えることでも、伝えていただくと動きやすくなります。
調査が終わったあとになって、実は前提が違っていたと分かることもあります。
その時点でも、率直にお話しください。報告書の見方や、次の対応の仕方が変わってくることがあります。
最初から全部を整理して話す必要はありません。
まずは電話一本、要点だけで構いません。詳しい話は、お会いしてから伺います。
よくあるご質問
話したくないことは、話さなくてもいいですか。
構いません。ただ、調査に関わる可能性がある場合は、その旨だけお伝えください。詳細は伏せていただいても、組み立てには対応できます。
一度自分で調べたことがあるのですが、伝えるべきですか。
お伝えください。すでに相手が警戒している可能性を踏まえて組み立てます。伝えていただくことで、無駄になる調査日を減らせます。
事実と違うことを話したら調査を断られますか。
責めることはしませんが、事実と違う前提では、望む結果につながりにくくなります。分かった時点で、正直にお話しいただければ調整します。早ければ早いほど、無駄が少なくて済みます。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。