
調査が終わったところがゴールではありません。そのあとにかかる費用まで見込んでおく必要があります。
調査のご依頼をいただくとき、多くの方が離婚を視野に入れています。ここまで来る決心をされたことに、まず敬意を持ってお話を伺っています。
ただ、調査が終わった時点は、ゴールではなく通過点です。そのあとに、まだいくつもの手続きが残っています。この順序を、最初にお伝えするようにしています。
調査のあとにかかるもの
弁護士への着手金や報酬。調停や裁判になれば、その費用も別にかかります。金額の幅は案件によって大きく変わります。
引っ越しが必要になれば、その費用も要ります。新しい住まいの初期費用や、生活を立て直すための費用も見込んでおく必要があります。
調査費用だけを見て、資金計画を立てるのは危険です。調査はあくまで最初の一段階だと考えてください。

使い切ってしまう理由
調査を依頼される時点では、多くの方が気持ちの面でも張り詰めています。早く答えが欲しいという気持ちが、判断を急がせます。
「早く証拠がほしい」という気持ちが先に立ち、日数や人数を積み増してしまうことがあります。積み増すこと自体が悪いわけではありませんが、際限なく続けると予算が尽きます。
気持ちは理解できますが、予算の上限を決めずに進めると、あとで動けなくなります。手元にお金が残っていないと、次の一歩に進めません。
先に決めておくこと
まず、2つの金額を分けて考えてください。
- 調査にかけられる金額
- そのあとに残しておきたい金額
全体の予算のうち、調査にどれだけ使うかを決めてから、依頼内容を組み立てる。この順番が大事です。最初に総額を決めておくと、途中で迷いにくくなります。
途中で減らす判断もある
調査の途中で、十分な情報が得られたと感じたら、そこで区切ってしまって構いません。全部の日程を消化する必要はありません。
全部を使い切ることが、良い結果につながるわけではありません。必要な分だけ使う、という考え方をしてください。
途中でやめる決断は、勇気が要ります。ただ、その先に残しておくべきお金があることを、思い出してください。使い切ってから後悔するより、余らせて安心するほうがいいです。
相談の段階でできること
調査を依頼する前に、弁護士費用のおおよその目安を聞いておくのも一つの方法です。無料相談を行っている事務所も少なくありません。

順番を入れ替えて、先に弁護士に相談し、必要な調査の範囲を絞ってから依頼される方もいます。どちらの順番が正しいということはありません。
どちらの順番でも構いません。大事なのは、調査費用を使い切らないという意識を持つことです。この意識があるだけで、あとの選択肢の幅が変わってきます。
費用の内訳を残しておく
調査にかかった費用は、領収書をひとまとめにして保管しておいてください。あとで弁護士に相談するとき、支出の全体像を示す資料になります。
調査費用がいくらで、そのあとに何にいくら使ったか。時系列で並べておくと、財産分与の話し合いのときにも役立ちます。記録は、調査が終わったあとも意味を持ち続けます。
領収書は失くしやすいものです。スマホで撮影してデータでも残しておくと、原本を失っても安心です。
積み立てるという考え方
まとまった金額を一度に用意するのではなく、少しずつ積み立てながら準備を進める方もいます。
準備に時間をかけられる状況であれば、焦って動く必要はありません。心と資金の両方が整ってから、調査に進んでも遅くはありません。
ただし、状況によっては早めの行動が必要な場合もあります。迷ったときは、そのタイミングも含めてご相談ください。
よくあるご質問
調査費用の上限は、途中で変更できますか。
できます。状況が変われば、そのつど相談しながら見直します。上限を超えそうな場合は、必ず事前にお伝えしますので、ご安心ください。
弁護士費用の相場も教えてもらえますか。
案件によって幅があるため、正確な金額は弁護士にお尋ねください。おおよその考え方であれば、相談の中でお話しできます。
調査を途中で切り上げても、報告書はもらえますか。
それまでに分かったことをまとめた報告書をお渡しします。途中までの内容でも、弁護士との相談や、今後の判断の資料として使えます。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。