
単身赴任が終わり、一緒に暮らし始めてから、違和感に気づく方がいます。離れていた時間の続きが見えることがあります。
単身赴任が終わり、ようやく同じ屋根の下で暮らせる。喜びのはずの時期に、かえって違和感に気づく、というご相談があります。よくある形として一般化して書きます。特定のどなたかの話ではありません。
離れて暮らしていた期間の続きが、戻ってきてから見えることがあります。一緒に暮らしていなかった期間が長いほど、戻ってからの調整には時間がかかります。単身赴任の間、連絡の頻度が減っていた家庭ほど、戻ったあとの違和感が強く出る傾向があります。
一人の生活で、できた癖
誰にも予定を報告しなくてよかった数年間があると、それが習慣として体に残ります。戻ってきても、その癖がすぐには抜けないことがあります。連絡の頻度、スマホの扱い方、休日の過ごし方。単身赴任の期間が長いほど、この癖は根強く残る傾向があります。
赴任先での生活の中で新しくできた人付き合いが、帰任後も形を変えずに続いていると、そこに違和感を覚える方がいます。すべてが疑わしいわけではなく、仕事上の付き合いが続いているだけのこともあります。単身赴任先での生活そのものを、悪いことのように扱う必要はありません。転勤族の多い業種では、赴任先の付き合いが仕事の一部として続くこともよくあります。

よくいただくご心配
「単身赴任中のことを、いまさら調べられないか」というご相談を、よく伺います。
当時の記録が残っていなければ、難しい面があります。それより、今の生活からの記録のほうが、確実な材料になります。過去を追いかけるより、今日から始める記録のほうが、はるかに確実です。過ぎたことを悔やむより、今から積み重ねる記録に力を注いでください。
子どもがいる家庭では、赴任中に子どもだけで築いた生活リズムに、帰ってきた親がどう加わるかという悩みも、あわせて伺うことが多いです。無理に前の役割に戻ろうとせず、少しずつ関わりを増やす形がうまくいきやすいです。焦って距離を詰めようとすると、かえって子どもが戸惑うこともあります。
その日のことを、1行で
赴任中を遡って調べる必要はありません。同居が始まってからの記録で十分です。難しく考えず、気づいたことをそのまま書き留めてください。
・9月1日(火)帰任初日。荷解きの間、スマホを頻繁に確認
・9月8日(火)休日、赴任先時代の友人と名乗る相手からの着信
・9月14日(月)帰宅時間が、赴任前の平均より1時間ほど遅い
気になる習慣がいつから始まったのかを時系列で整理すると、見るべき対象がはっきりします。赴任先への出張だった時期と、完全に戻ってからの時期を分けて考えると、判断しやすくなります。曖昧な記憶より、カレンダーに残った予定のほうが手がかりになることもあります。
調べられる範囲のこと
できないのは、赴任中の通話記録や口座の中身を確認することです。当時の記録が残っていなければ、遡って再現することもできません。相手方に直接事情を尋ねることもできません。赴任先の同僚に話を聞くようなこともいたしません。
できるのは、今の生活の中で見える行動を記録し、赴任のどの時期からの習慣かを整理することです。単身赴任という特殊な期間があったことを踏まえて、判断の材料を整えることもできます。

よくあるご質問
単身赴任中のことは、調べられませんか。
当時の記録が残っていなければ、難しい面があります。今の生活の変化から、必要な範囲を確認していく形をおすすめしています。過去より、今からの記録を優先してください。
違和感が、思い過ごしだったらどうしようと不安です。
それも十分にあり得ることです。決めつけずに記録を取りながら様子を見ることで、違和感の正体が分かり、気持ちが整理されることがあります。答えを急がなくて大丈夫です。
関係を仕切り直したい場合も、相談できますか。
もちろんです。疑いを晴らすためのご相談も、新しい生活の始まりとして前向きなご相談も、同じように受けています。どちらの立場でもお話をお聞きします。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。