
相手の妊娠を告げられたとき、事実確認と法的な整理を分けて考える方法を書きます。
「相手が妊娠したと言っている」。そう告げられて、ご相談に来られる方がいます。突然のことに、頭が真っ白になったという声もよく聞きます。
事実なのか、本当に相手の子どもなのか、これからどうなるのか。一度に全部を考えようとすると、身動きが取れなくなります。
よくある形として書きます。特定のどなたかのご相談ではありません。
まず、分けて考える
事実の確認と、法的な整理は、別の作業です。同時に進めようとせず、順番に見ていきます。
感情の部分は、また別に置いておきます。3つを一緒くたにすると、どこから手をつけていいか分からなくなります。

妊娠の事実そのものは、私たちが証明する対象ではありません。
確認できるのは、関係が続いていた時期や頻度など、周辺の事実です。時期が分かれば、その先の話し合いの材料になります。
父子関係の確認について
生まれてくる子どもとの父子関係を確かめる方法として、DNA型鑑定があります。
ただし、これは医療・鑑定の領域であり、実施には相手の同意や然るべき手続きが必要です。私たちが直接扱える内容ではありません。
認知、養育費、慰謝料。それぞれ考え方も手続きも異なります。
ここから先は、弁護士の領分になります。事実関係が整理できた段階で、早めに相談することをおすすめします。

相手の意思を確かめる前にできること
相手が今後どうしたいのかは、簡単には分からないものです。
焦って結論を求めるより、まず事実関係のメモを残しておくことをおすすめします。
日付や連絡の内容を記録しておけば、話し合いが動き出したときに役立ちます。
周囲にどう伝えるか、まだ決めなくていい
家族や職場に、いつ、どこまで伝えるか。これも、急いで結論を出す必要のないことの一つです。
事実の整理が進むにつれて、伝え方も自然と見えてくることがあります。焦って周囲に話す前に、まず自分の中で状況を落ち着けることを優先してください。
関係を続けるか、終わらせるか。生まれてくる子どものことをどう考えるか。
すべてを今日決める必要はありません。事実の確認だけを先に進め、判断はそのあとでも遅くありません。
自分の生活を保つことも大事
大きな出来事のさなかでも、日々の生活は続いていきます。
食事や睡眠など、基本的な生活のリズムを崩さないことも、判断を誤らないための土台になります。
無理に元気なふりをする必要はありませんが、生活そのものを投げ出さないでください。
相手の家族との関わり方
相手の家族から連絡が来る可能性も、視野に入れておいてください。
対応の仕方に迷った場合は、その都度弁護士に相談することをおすすめします。
一人で全てに対応しようとしなくて構いません。
今日聞いた話が、明日には別の見え方をすることもあります。
一度に結論を出そうとせず、時間をかけて整理していく姿勢で構いません。
焦って動いた結果、後悔することのほうが多いものです。
妊娠が分かった時期と、関係が続いていた時期を照らし合わせることは、事実整理の基本になります。
この照らし合わせだけでも、次に取るべき行動が見えてくることがあります。
弁護士のほかにも、行政の相談窓口など、話を聞いてもらえる場所はいくつかあります。
どこに相談するか迷ったときは、まず私のところに聞いていただいても構いません。
生まれてくる子どもの立場
大人の事情がどうであれ、生まれてくる子どもには何の責任もありません。
感情的な結論を急ぐ前に、この点は忘れずにいてください。
子どもの将来を考えることも、事実整理と同じくらい大切な視点です。
突然の知らせに動揺するのは当然のことです。一つずつ順番に整理していけば、進むべき道は必ず見えてきます。焦らず、ご自分のペースでご相談ください。今日決められないことは、今日決めなくて構いません。
よくあるご質問
妊娠が事実かどうかも調べてもらえますか。
妊娠そのものの証明は対象外ですが、関係が続いていた時期など、周辺の事実確認はお手伝いできます。
DNA型鑑定も依頼できますか。
私たちが直接扱う内容ではありません。医療機関や鑑定機関、弁護士を通じた手続きをご案内します。
相手に何と伝えればいいか分かりません。
急いで言葉を決める必要はありません。事実の整理が終わってから、弁護士と一緒に考える方法もあります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。