
実家に帰る回数が増えた年、どう受け止めればいいのか。装う形と、本当の事情の両方を書きます。
「実家に顔を出してくる」。この言葉が増えたという相談を、季節を問わずいただきます。
季節ごとに事情は違いますが、ここでは一般的な形として書いています。実際にあったやり取りをそのまま記したものではありません。
実家に帰ること自体は、何も悪いことではありません。問題は、確かめる方法がほとんどないという点です。
確かめにくい理由
実家は、配偶者にとって聞きにくい場所です。
義理の親に直接連絡するのは、角が立ちます。「本当に実家にいるか」を確認する手段が、他の外出に比べて少ないのです。
普段から実家との連絡を密に取っている家庭であれば、突然の変化にも気づきやすくなります。逆に、もともと疎遠だった実家との連絡が急に増えた場合は、変化として目につきやすいです。
実家を理由にした外出が気になっても、実家そのものとの関係を壊したくない、という気持ちから、確かめずにいる方もいます。その気持ちは、大切にしてよいものです。
本当に実家の事情がある場合
公平に書きます。実家の用事が増える年は、実際にあります。
親の体調、家の片付け、法事。帰る回数が増えたことだけで、決めつけないでください。

実家との距離が近い場合、ちょっとした用事でも気軽に顔を出せるようになった、という変化もあります。
介護が必要な親がいる場合は、帰省の頻度が急に増えることも珍しくありません。事情を聞けば納得できることも多いので、まずは会話の機会を持ってみてください。
装う形として、よくあるパターン
一方で、実家を理由にする形も、確かにあります。
曜日が不規則、連絡がつきにくい時間帯がある、土産や手土産の話が具体的でない。こうした重なりが増えたときに、相談される方が多いです。
普段より念入りに実家への電話を家族に聞かせる、といった行動が目立つ場合も、注意して見ておいてよい変化の一つです。
毎回同じ言い訳のような言葉が続く場合も、注意して見ておいてよい変化です。とはいえ、それだけで結論を出さず、記録と合わせて判断してください。
手土産や写真から見えること
実家に帰った証拠として、手土産や写真を持ち帰る方もいます。
話の内容が毎回同じ、写真が以前のものの使い回しのように感じる、といった違和感も、記録に加えておくとよい材料になります。
実家からもらったはずの野菜や特産品が、実際には手に入りにくいものだった、という細部から違和感に気づく方もいます。
連絡がつく時間帯の変化
実家にいるはずの時間帯に、連絡がつきにくくなったという変化にも注目してください。
実家であれば、家族がそばにいるぶん、電話に出やすい環境のはずです。つながりにくさが増えたときは、状況を丁寧に見ておくとよいです。
実家の固定電話にかけてみると、思いのほかすぐにつながることもあります。少し方法を変えるだけで、状況が見えてくる場合があります。
義理の家族に直接聞かない
確かめたい気持ちは分かりますが、義理の親やきょうだいに直接尋ねるのはおすすめしません。
角が立つだけでなく、事実と違う場合に関係を壊してしまいます。聞くのではなく、記録することから始めてください。
義理の家族との関係が良好であるほど、確かめたい気持ちは強くなります。だからこそ、関係を壊さない進め方を優先してください。

まず記録すること
帰省と言われた日付、出発した時間、帰宅した時間。これだけで十分です。
実家までの距離が分かっていれば、所要時間からおおよその整合性も見えてきます。感情ではなく、時間で見ることをおすすめします。
記録を重ねていくと、装う形なのか、本当に実家の事情なのか、自然と輪郭が見えてくることがあります。
記録は、責める材料としてではなく、状況を整理するための道具として使ってください。整理ができれば、次にどうするかも決めやすくなります。
よくあるご質問
義理の実家に確認の電話をしてもいいですか。
おすすめしません。事実と違った場合、その後の関係に響きます。まずは帰省の日付や時間を記録することから始めてください。事実と違った場合、その後の関係にも影響するため慎重に進めてください。記録を優先してください。
帰省先まで調査してもらえますか。
行動として調査することはできます。ただし実家という私的な場所への立ち入りはせず、外側から確認できる範囲で行います。実家の私的な部分には立ち入らず、外側から確認できる範囲で対応します。ご相談のうえ範囲を決めます。
記録だけで十分ですか。
記録が増えると、次に何を確認すべきかが見えてきます。十分かどうかは、実際にたまった記録を見てから判断できます。記録が増えるほど、次にとるべき行動も見えやすくなります。迷ったら一度ご相談ください。お待ちしています。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。