
報告書を受け取ったあと、相手との話し合いの席を設ける方がいます。席の作り方には、いくつかのコツがあります。
報告書をお渡しした数日後に、「話し合いの席を持つことにしました」と連絡をいただくことがあります。
よくある形として書きます。席の作り方ひとつで、その後の話の進みやすさが変わります。この記事では、席の作り方と話す順番について書きます。
席をどこに作るか
自宅で切り出す方が多いのですが、感情的になりやすい場所でもあります。
できれば、少し落ち着いた場所を選んでください。個室のある喫茶店、あるいは弁護士の事務所を借りる方法もあります。子どもが同じ空間にいない時間を選ぶことも大切です。
声が大きくなっても外に漏れにくい場所を選んでおくと、あとで気まずさが残りにくくなります。
何から話すか、順番
最初から報告書を突きつける必要はありません。
まず、何を決めたいのかを伝えてから、その根拠として証拠を出す。この順番のほうが、話が本題からそれにくくなります。「関係を続けるかどうかを、今日話したい」というように、目的を先に置きます。

証拠を先に見せてしまうと、相手が動揺した状態で話が始まり、本題である今後の話にたどり着く前に時間が過ぎてしまうことがあります。
感情的にならないための準備
当日、感情が先に出てしまうことは、誰にでもあります。
事前に、伝えたいことを箇条書きにしておくと、話がそれても戻ってこられます。「言い忘れて後悔した」を防ぐための、簡単な準備です。

深呼吸をする、時間を区切るなど、自分なりに落ち着く方法をひとつ用意しておくのもお勧めです。
一人で臨まない、という選択
弁護士や、信頼できる第三者に同席してもらう方法もあります。
同席が難しければ、話し合いの前後に連絡を取れる状態にしておくだけでも違います。一人ですべてを抱えないでください。
その場で結論を出さなくていい
一度の話し合いで、すべてを決めようとしなくて構いません。
「今日は聞くだけにする」という着地も、立派な結果です。持ち帰って、日を改めて続きを話す方も多くいます。
話し合いの前に、伝える内容を絞る
話したいことが多すぎると、当日にまとまらなくなります。
その日いちばん決めたいことをひとつだけ選んでおくと、話が散らかりません。「今日はこれだけ決める」と、自分の中で線を引いておくこと。これだけで、話し合いの質が変わります。
決めたいことが複数ある場合は、日を分けて話す方法もあります。一度にすべてを終わらせようとしなくて構いません。
相手が感情的になったとき
話し合いの最中に、相手が声を荒げることもあります。
その場で言い返すと、話が本題からそれてしまいます。いったん間を置いて、落ち着くのを待つという対応も、ひとつの方法です。その場をおさめることより、今後の約束を取り付けることを優先してください。
どうしても収拾がつかない場合は、その日は切り上げて、日を改める判断も大切です。無理に続ける必要はありません。
話し合いのあとにすること
話し合いが終わったら、その日のうちに、話した内容を簡単にメモしておいてください。
記憶は、時間がたつほど曖昧になります。「何を話し、何を約束したか」を、その日の言葉で残しておくこと。あとで振り返るときの、大事な資料になります。
メモは誰かに見せるためのものではありません。ご自身の記憶を整理するためのものだと考えてください。
報告書と、話し合いの記録を分けて保管する
調査の報告書と、話し合いのメモは、別々に保管しておいてください。
どちらも大事な記録ですが、性質が違います。報告書は事実の記録、メモはそのあとの経過の記録です。まとめて一つのファイルにしておくと、あとで見返しやすくなります。
弁護士に相談する際も、両方をそろえて持っていくと、状況がスムーズに伝わります。保管場所は、相手の目に触れない場所を選んでください。
よくあるご質問
話し合いに、私も同席してもらえますか。
調査員としての同席はできません。弁護士や信頼できる方に同席をお願いする方法をご案内しています。
報告書はコピーを渡してもいいですか。
慎重に判断してください。渡す前に、弁護士に一度見てもらうことをお勧めします。
話し合いがうまくいかなかったら、次にどうすればいいですか。
弁護士を通じた話し合いに切り替える方法があります。ご希望があれば、次の進め方をご相談に乗ります。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。