
相手方の配偶者から連絡が来る場面があります。感情のぶつけ合いを避けながら進める考え方を書きます。
調査が終わったあと、今度は相手方の配偶者から連絡が来る。そういう形のご相談があります。
「お互いの状況を確認しませんか」という申し出です。ここから先は、双方が当事者になる、これまでとは違う局面に入ります。
一般的な形として書きます。実在のご相談をそのまま書くことはありません。
なぜ連絡してくるのか
相手方の配偶者も、同じように苦しい状況にいます。事実を確かめたい、今後の方針を決めたい。理由はさまざまです。
敵対するためではなく、同じ立場だからこそ話したい、という動機であることも少なくありません。怒りだけでなく、戸惑いの気持ちも混ざっていることが多いです。

直接会う前に考えたいこと
感情的になっている状態で直接会うと、話し合いのはずが、ぶつけ合いになってしまうことがあります。
会う場合は、日時と場所を決め、可能であれば記録が残る形(メールや書面)を間に挟むことをおすすめします。人目のある場所を選ぶことも、落ち着いて話すための工夫になります。
直接のやり取りを望まない場合、無理に応じる必要はありません。
弁護士を窓口にする、あるいは書面でのやり取りに限定するという選択肢もあります。感情を挟まずに進めたいときほど、間に人を置く意味があります。

直接でも、書面だけでもない、中間の方法もあります。
共通の知人や専門家を交えて、一度だけ場を設けるという形です。
感情が高ぶりやすい話し合いほど、間に人がいることで落ち着いて進められます。
子どもがいる場合の配慮
どちらの家庭にも子どもがいる場合、話し合いの持ち方には一段の配慮が必要になります。
子どもの前で連絡を取ったり、子どもを介して伝言をしたりすることは避けてください。大人同士の話は、大人だけの場で進めるのが基本です。
情報を渡すときの注意
調査で分かった内容を、相手方の配偶者にどこまで伝えるかは、慎重に判断してください。
不用意に伝えると、名誉毀損などの別の問題に発展する可能性もあります。伝える範囲は、事前に弁護士と相談しておくと安心です。
相手方の配偶者への対応そのものは、私たちの領分を超えます。
ただ、その方が知りたい事実の確認や、連絡の記録の整理という形でお手伝いすることはできます。
連絡が来てすぐに動く必要はありません。
双方の感情が落ち着くまで、一定の時間を置くという選択もあります。
急がず進めることが、結果的にこじれを防ぐことにつながります。
経済的な話し合いに発展する場合
感情の話だけでなく、慰謝料など経済的な話し合いに発展することもあります。
金額の話は、当事者同士より、弁護士を通したほうが落ち着いて進みます。
早い段階で、金銭のやり取りは弁護士に任せると決めておくと安心です。
記録を残しておく意味
相手方の配偶者とのやり取りも、日付と内容を記録しておいてください。
感情的なやり取りほど、後から振り返る記録の価値が高くなります。
言った言わないの水掛け論を避けるためにも、書面や記録を残す習慣が役立ちます。
当事者同士の連絡がこじれやすい場合、間に入る人をあらかじめ決めておくと安心です。
弁護士でなくても、信頼できる第三者が窓口になることで、やり取りが落ち着くことがあります。
一度の話し合いで全てを決めようとすると、感情的になりやすくなります。
複数回に分けて、少しずつ結論に近づいていく進め方もあります。
謝罪を求められた場合
相手方の配偶者から、謝罪を求められる場面もあります。
その場で応じるかどうかも、一度持ち帰って考えて構いません。感情が動いている場での即答は避けたほうが安全です。
相手方の配偶者との関わり方は、ケースごとに大きく異なります。正解が一つに決まっているわけではないからこそ、焦らず、そのつど一緒に考えながら進めていきましょう。急いで結論を出すより、納得できる形を探すほうが、長い目で見て良い結果につながります。
よくあるご質問
相手方の配偶者からの連絡は無視してもいいですか。
無視して構いません。応じるかどうかはご自身の判断で、応じない場合の不利益は基本的にありません。
会って話し合うべきか迷っています。
急いで決める必要はありません。会う場合も、日時や場所を決め、記録が残る形にすることをおすすめします。
調査結果をそのまま見せてもいいですか。
慎重に判断してください。伝える範囲を誤ると別の問題につながることがあるため、事前に弁護士へご相談を挟むと安心です。
相談だけで終わって、大丈夫です。話を聞いた私が、そのまま夜の現場に出ます。
お電話は9時から21時まで受け付けています。最初の一言は「相談したい」だけで構いません。